2011年9月15日木曜日

温泉紀行-弐の湯-

箱根山から南方に視線を這わせよう。
伊豆半島の付け根から、太腿部へと、舐めるように。

今回取り上げるのは、熱海である。

山から海に。神奈川から静岡に。
地理区分的にはそれなりの移動を伴うような印象だが、箱根と熱海との二点間直線距離は約15kmと、非常に近い。

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※この記事内の写真はフリー素材屋「足成」でお借りした

熱海温泉は、日本の三大温泉街のひとつに数えられる。
都心からアクセスしやすいリゾート地としての地位を築いており、数多くの文学や映画等の作品舞台となってきた地としても有名でもある。

熱海の温泉に関する特徴的な話としては、海水の混入による泉質変化が挙げられる。
元々は、熱海のほとんどの源泉は硫酸塩泉だったのだが、開発のために掘削(ボーリング)を多数行った結果として、温泉水に混入する海水量が増加していき、塩化物泉へと変化をした。ただ、少し内陸地に進んだところにある温泉は元々の泉質が保たれていることも多く、つまりは、ひとつの温泉地で異なる泉質を楽しめるという効果が生じているとも言える。

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さてここからは、僕が熱海へ訪れたときのことを語る。

上述した通り、前回の記事と今回の記事は、空間的には相当に近いが、僕がいつ訪れたのかという時間的な観点で言えば、相当に遠い話となる。少なくとも、デジタルカメラを持って独り歩きができるような年齢でなかったことは、手持ちの写真素材が無いという事実から推し量れるであろう。

僕が小学校の高学年になるくらいまでは、家族で出掛けるというイベントが頻発していた。決して裕福な家庭ではなかったので、トータルコストがそれほど掛からない小旅行が、我が家なりの休日の過ごし方だったのだろう。

熱海への旅行も、そんな「我家的休暇」のひとつだった。

小さい時分の話とは言え、幼年よりは少年という表現が適切な時期にはなっていたので、母親と一緒に女湯に入るということはなく、温泉や風呂に関する手続きや行為については平均的な同年代よりも極めて成熟した知識と技能を有していたので、この頃にはもうすっかり独り湯浴みを両親から認可されていた。宿泊先に到着するなり真っ先に単身で露天風呂(温泉)に突入するのは、子供の頃から僕にとっては特別でなかった。

思う存分温泉を満喫した僕だったが、熱海における一番の思い出は、何と言っても夜の懐石料理である。次々と部屋に運び込まれてくる大小の器と色鮮やかな食材は、大人から子供まで楽しめるものであり、我が家の面々も頬を張っては緩ませ重厚な満足感を顔に浮かべていた。

僕以外は。

三つ子の魂百までと言うのだろうか、今現在になってもあまり変化していないが、僕は極度の偏食家である。
僕としては、僕が悪いのではなく僕の味覚がそういう風にデザインされているのが悪いのだと言いたいのだが、それでも我慢して食べるのが世間的にはどうやら美徳であるらしい。

大人と呼ばれる年齢に近付くにつれて嫌なものでもどうにか食べる技術を身に付けてきたが、子供の頃は駄目なものは梃子でも口を動かせないほど駄目だった。しかし、僕の両親はそんな僕に対して寛容ではなく、出された料理を一口も食べずに残すことは、犯罪であるが如く許されなかった。

熱海の夜、他の人間がすっかり料理を食べ終わった後も、僕だけは焼き茄子と向き合っていた。焼き茄子の向こうには鬼の形相をした母親が居り、さらにその向こうにはガラス越しの夜空があった。僕は、茄子から目を逸らし、母親の顔を見るふりをして、夜空を眺めていた。

「早く食べなさい」と静かに言う母親。
不貞腐れた顔で無視をする僕。

そんな状態が小一時間続いた頃、突然、母親が怒鳴り声を上げた。
「いい加減にしなさい!!」

丁度夜空の色が焼き茄子の色に見えてきたこともあって、僕は泣き出した。
そして、観念したように恐る恐る、ほんのひと欠片の焼き茄子を口に含んで、そして次の瞬間、胃の内容物をほとんど吐き出した。

騒然となった室内において、渦中の人間である僕は、なぜか冷静になっていた。「もうこれで焼き茄子は食べなくてもいいに違いない」などと、小賢しいことも考えていた。

落ち着いて観察すると、僕の身体は涙と吐瀉物でぐちゃぐちゃになっていた。
温泉に入りたいな、と思った。

2011年9月7日水曜日

温泉紀行-壱の湯-

初陣を飾るのは、箱根の地である。
思い出の場所だからだ。

小田原駅と強羅駅を結ぶ箱根登山鉄道の路線において、箱根板橋駅以外で「箱根」の名を冠しているのは箱根湯本駅以外になく、また、箱根湯本こそが箱根の入口であり本陣でもある。

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駅前の道路は商店街と旅館街が併設されたような賑わいがあり、かと思えばすぐ裏手には早川が流れ、自然の合間を縫うように箱根旧街道が敷かれている。この賑やかさと静けさのまとまりが、すなわち箱根の魅力だろう。

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ところで、箱根登山鉄道と言えばスイッチバックが有名だ。スイッチバックとは、簡単に言えば山麓と山頂をジグザグな線路で結び、その線路を列車が前向き走行と後向き走行を切り替えながら進んでいく方式である。

勾配の急な斜面を鉄道が登り降りするための手段なわけだが、見ようによっては前進と後退を繰り返しているわけであり、そうやって次第に目的地へと到達していく様子には、どこか人間的なものが感じられる。

閑話休題。

箱根湯本駅を出て、道路の反対側に行き、振り返ってみると、当然箱根湯本駅を正面に見ることになるのだが、視点を少し後方にずらすと、駅の背中に特徴的な看板を捉えることができる。

それが、【箱根湯本温泉 かっぱ天国】だ。

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街の散策や登山や街道歩きで疲れた体を癒すに丁度良い。
湧き出た汗を流すには、湧き出たお湯が最適である。

泉質、湯加減、建築的構造等については特に書かない。
そういった要素を、この温泉紀行のテーマにするつもりはない。

さて、上に載せた3枚の写真は、どこからか拝借してきたものではなく、いずれも僕自身の手が(デジタルカメラを使って)撮影したものである。撮影時は単独行動をしていたのだが、親戚一同で祖父の米寿を記念するという名目で旅行をしている最中だった。

この旅行の際、祖父はやけに嬉しそうな顔をしていて、饒舌だった。旅館に到着してすぐに、戦時中のことや祖母との馴れ初めの話をし始めたときは、耳を疑った。祖父の親友の妹が祖母であるという話。どこぞの橋の上で接吻をしたという話。

戦地において敵軍に見つからないようライトを消したままトラックで物資を運搬した話以外は全く以て聞くに堪えぬものだったので、一人で外出し、うろうろしながらカメラを構えた、というわけだ。

旅行等の特別な場ではあまりコミュニケーションを取らなかったが、孫一同の中で最も祖父と仲が良かったのは、僕だった。僕と二人で遊ぶことや話すことが多く、そのときの祖父が一番楽しそうな顔をしていると、僕は勝手に評価していた。今思えば、箱根旅行の時、僕が祖父の話から抜け出して単独行動をしたのは、祖父が皆に対して喜々とした表情と口調を振り撒いていたことに、嫉妬したからかもしれない。

箱根旅行からおよそ二年後。
祖父は九十歳になり、そして死んだ。

夜、祖母から電話があった。静かな声で「お爺さんが冷たくなっている」とだけ言った。「最近旦那が冷たいんだよねぇ」という類の話でないことは、すぐに分かった。

祖父母の家までは徒歩25分程度の距離だが、この時の僕は、5分程で走り抜けたように思う。あんなに速く走ったのは、初めてだった。そして、間近で本物の遺体を見たのも、初めてだった。

凍るような温もりを皮膚に浮かべた祖父の身体が、座椅子に支えられていた。口をポカンと開けている上に、片方の靴下が脱げていて、どこか滑稽だった。すごく安らかな表情をしていて、死んでいるのに、楽しそうだった。

祖父の遺体を囲む親族達は、静かだった。
そんな中、僕の呼吸音が室内に響いた。
祖父に会うため全速力で走った僕の身体は、ひどく汗をかいていた。いや、もしかしたら、祖父を見た瞬間に流れ始めたのかもしれない。

ふと、箱根旅行での祖父を思い出した。
温泉に入りたいな、と思った。

2011年8月30日火曜日

温泉紀行-零の湯-

日本人ほど「湯」が好きな種はいないだろう。
それが地中から涌いたものであるなら尚更だ。

何を隠そう、僕は温泉狂である。
大喜利に対する姿勢と同じくらい、温泉に対しても真剣だ。
日々温泉のことを考えながら生きてきて、今もそうして生きている。

幼稚園時代の先生曰く、「あなたは温泉から生まれた温泉太郎ね」
小学校時代の先生曰く、「プールは授業、でも温泉は違う」
中学校時代の先生曰く、「文化祭の出し物で温泉は無理だ」

そんなわけで、このブログに「温泉」という新テーマを掲げよう。
しかしながら「大喜利」から「温泉」へ、という大転換では決してない。
ほんのりと正義の温度を保つような、そんな営みとして位置付けたい。

概ね週に一度のペースで、多種多様な温泉を紹介していく。
結果としての温泉だけでなく、温泉へと至るプロセスも描写しよう。

ほとんどは、過去に僕が訪れた温泉だ。
資料や写真のストックがそこそこあり、コンテンツ化しやすい。
巡り合わせがあれば、旬の紀行も紹介していこう。

さあさあどうなる温泉紀行。
お読みいただければ歓喜の頂き。
温かい気持ちになっていただければ至福の極み。

辺境の地にある秘湯のように、こっそり湯気を立てていきたい。

2011年7月28日木曜日

今後のこのブログ

どうしようか、と考えている。

これまでのように、ネタボケの結果を毎回取り上げることはしない。
コンテンツとしての魅力は薄れ、何より書き手が飽いている。

しかしながら、大喜利のことをまったく書かかない、ということもない。
不定期になり頻度も以前より少なくなるだろうが、書くことは書く。
何をどういう切り口で、ということに今は言及できないが、いずれ。

その他、週に一度程度、定期的に文字を綴っていこうと思う。
当面取り上げる予定のテーマが、決まりつつある。

文章を書くことは依然として好きである。
頭が解れていく感覚もあり、気分が良い。

最近放置していたとはいえ、このブログへの愛着は消えきらぬ。
まだしばらくは、適度な付き合いを続けていこう。

2011年6月13日月曜日

第1542回

第 1542 回のお題 (出題:風の迷路)
電車内で音楽を大音量で聴いている若者がいます。
なんとかしてください。


[11位]ジャスティス智彦

キノコを植えれば首を振るたび胞子が舞う

45.58 pts [67.17](94.12%) Rate:9.53Up!!

現在のレート:約2100.54(まあまあ増えて、2100到達)


こつこつ重ねた391のネタ。
上下に波打ち揺れ惑ったレート。
初投稿から3年半の時を経て、辿り着いたはダイヤの輝き。

alt="2100.png" border="0" width="293" height="29" src="http://blog-imgs-31.fc2.com/j/u/s/justomo/2100.png" />

というわけで、目標としていたレート2100に到達した。
あと1歩で入賞という中途半端な結果での達成となったが、
個人的には十分にドラマチックなので、大いに満足している。

投稿したネタは、自分の好きなテイストだ。
リズミカルで、阿呆らしいイメージが浮かぶ仕上がり。
ここまで積み上げた「らしさ」が詰まっていると言ってもいい。

「レートを上げにいく」と誓ったときは、まだ1500程度だった。
そこから、1600、1700と次第に上げていき、少し苦労して1800に。
1800から1900は瞬く間に上がり、1900から2000も案外さらり。

そして2050近くまでいったところで1950まで急速落下し、
もうここまでかと思いきや再び2050程度まで急速回復させ、
そこからは数度の入賞を挟みつつもコツコツと前進、前進、前進。

今に至る。

twitterで書いたように、10回程度、投稿を休もうと思う。
気が乗らなければ、もっと長く休むかもしれない。

もう、連続投稿にもこだわらなくていい気がする。
ネタを書きたいときに、自由に書く。

ただ、これからは、何よりも完成度の高さを追求していきたい。
毎回投稿しないとなれば、投稿するからには必ず結果を出したい。
自分も他者も「すごいネタ」と思えるようなものを書きたい。

そしていつかまた、毎回投稿に戻していく。
そのときには、毎回すごいネタが書ける状態になっているはずだ。

大会等もあるので、完全にネット大喜利を離れはしない。
それでもネタボケを休めば、だいぶ薄まるのは間違いない。

ゆっくり気の向くままにやっていこう。
じっくり「面白さ」を磨いていこう。

疲れた。
でも、安心した。

第1541回

第 1541 回のお題 (出題:レイン)
「お前胴上げされるの初めてだろ」と思った理由


[22位]ジャスティス智彦

噴火口からの脱出を諦めてない

43.75 pts [61.47](87.72%) Rate:6.52Up!!

現在のレート:約2091.01(ぼちぼち増。2100近し)


「胴上げ」→「脱出」という連想は、少々陳腐な気もしていた。
誰でも思い付きそうな発想であり、突き抜けた面白さは宿っていない。

それでも「噴火口からの脱出」というフレーズに身を託すことに。
ネタとして無難というか、安定した結果が残せると思えたからだ。

結局、その予想の通り、まあまあ良い順位を取ることができた。
ここのところうまく時間が取れず、ネタをつくり込むのが難しい。
そんな状況では、スピーディに一定水準の質を確保することが課題となる。

「常に最高を目指す」というスタンスからは外れているように思えるが、
人間ゆえ、調子や都合が悪い時や、気分がのらないときが多々ある。

休めばいい、という案も一考に値するが、「継続性」には重きを置きたい。
悪い状態のときでも連続投稿を続けると、何かを守れている気分になれる。

もう少しで目標達成を迎えられそうな位置まできている。
最後は綺麗に決めたい、というのが本音だが、そうもいかないだろう。
積み上げてきたこの些細な勢いのままに、自然と辿り付ければいい。

もう少しだけ、頑張ろう。
落とし穴が待っているかもしれないけれど。

2011年6月9日木曜日

第1540回

第 1540 回のお題 (出題:べとん)
「この世界を救えるのはあなただけです」
と言われたのですが、具体的に何をすればいいのでしょうか?


[28位]ジャスティス智彦

大仏を薄切りハムにして配り歩く

40.84 pts [57.28](79.39%) Rate:0.97Up!

現在のレート:約2084.49(極微増。減るよりは随分と良い)


「世界を救う」というお題中の言葉は、宗教的な連想に繋がった。
仏教からは「大仏」で、キリスト教からは「パン配り」を想起。

「大仏」はそのまま使い、「パン」ではなく「ハム」を使うことにした。
そして、ただのハムではなく、「薄切り」という修飾を付けてみた。
これは、「大仏」と「薄切り」は相性が良い、との判断だ。

「大仏」も「薄切りハム」も好きな言葉だ。
大喜利的にも、特に「大仏」は重宝されているように思う。

この回は、単純な連想と言葉の組み合わせでネタをつくった。
即席でそれっぽいネタをつくる際は、概ねこうしたアプローチである。

単純ゆえに、全体としての力強さにやや乏しい印象。
なんとかレートが下がらずに済んで良かった。

2011年6月3日金曜日

第1539回

第 1539 回のお題 (出題:オレカエル)
「今日彼女に振られたんですよ」と言ったらバーテンダーはこう返した


[47位]ジャスティス智彦

またピーナッツ関係の原因ですか

37.24 pts [51.83](64.06%) Rate:8.41Down...

現在のレート:約2083.52(地味に手痛い減少。何歩か後退)


難しいお題だった。
思考は何も生み出さず、刻一刻と締切が迫っていた。
レート2100に手が届きそうな大事な時なのに、頭が動かなかった。

最後はほとんど、やぶれかぶれに投稿をした。
ネタの見かけ上はいつもと大差ないが、心情的には曇天だった。
結果的にそれほど深手は負わなかったが、楽観はできない。

最近はどうにも、困窮しながらの投稿が続く。
納得のいくネタを考え出すことができていない。

期限があることを初めとし、リソースに制約があることは仕方がない。
これは、限られた範囲内で最高のものを出す、という競技なのだから。

ただ、まったく最高のものが出せていない。
限られた資源を有効に使えていない。

この苦しい状態から、早く解放されたい。

第1538回

第 1538 回のお題 (出題:レイン)
教室に入るとみんなニヤニヤしてこちらを向いている理由

[21位]ジャスティス智彦

その程度の口髭でウサギ洗い当番かよ

44.25 pts [62.68](85.92%) Rate:5.75Up!!

現在のレート:約2091.93(ぼちぼち増えて、最高レート更新)


地道ながら、毎回順調にレートが上昇している。
レートもいよいよ2090台に乗った。

一回ミスをすると取り戻すのが大変なので、緊張している。
最近はネタボケの回転ペースが速く、緊迫感もある。

……とだけ書いて、あとはまた余裕ができたら追記予定。

第1537回

第 1537 回のお題 (出題:はぐはぐ)
行列のできる歯医者はココが違う

[21位]ジャスティス智彦

自転車に乗ったまま歯と料金をひったくる

43.28 pts [60.49](85.19%) Rate:5.25Up!!

現在のレート:約2086.18(ぼちぼち増えて、最高レート更新)


とりあえ結果だけ。
余裕ができたら何かしら追記予定。

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よし、やるか。
というわけで、追記開始。

この回のネタは、振り返ってみると、相当に雑だ。
1分ぐらいで考えたもののように見え、実際そうである。

よくぞまあまあ良い順位に落ち着いてくれたものだ。
見返してみると、冷や汗が出てくる。

強いて言えば、分かりやすい、という点が良かったのだろうか。
単純で、誤解を生まず、何となく普通に大喜利っぽい。

たまにふと、素朴なネタが受け入れられることがある。
その回その回で完結していない、ということなのだろう。

流れの中で大喜利が行われ、皆々は知識や経験による影響を受ける。
コンテンツとコンテクストのバランスが、好結果を生むのだろう。

第1536回

第 1536 回のお題 (出題:MANAOSsupersonical)
d1536.jpg
写真で一言

[33位]ジャスティス智彦

金持ちのベビーカーは動きが速いなぁ

40.32 pts [58.26](78.52%) Rate:1.31Up!

現在のレート:約2080.93(微増。目的地まで地道な旅)


とりあえず結果だけ。
落ち着いたら、追記する予定。

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さて、追記開始。
あまり落ち着いてないけれど。

この回のネタは、2つの言葉を使いたくて書いた。
「金持ち」と「ベビーカー」だ。

言葉発進でネタを書くアプローチは、僕の常套手段である。
パーツが決まればすんなり書けることも多く、重宝している。

しかし、この方法を使いすぎると、単語に頼ったネタばかりになる。
お題に根差し、きっちり綺麗につくり込むことも、忘れてはならない。
ネタがお題にぴたりと嵌まる感触は、何ともいえぬ気持ち良さがある。

不思議なものだ。
お題に対する正解はなくとも、「嵌まる」という言葉が存在する。

やはり大喜利は、とてつもなく面白い。

2011年5月31日火曜日

第1535回

第 1535 回のお題 (出題:愛染 翔子)
突如、現れた10年後の自分に言われた気になる一言

[5位]ジャスティス智彦

死んだジュゴンは時代を越える臭さだな

51.23 pts [71.82](97.65%) Rate:18.58Up!!

現在のレート:約2079.62(グンと増えたが、前回が痛すぎた)


ここ10回の投稿で、5回目の入賞。
実に入賞率50%なわけで、僕にしては法外だ。

今回のネタは、感覚的に書いた。
自分自身、納得できるモノが出せたように思う。
順位もしっかり呼応したことが、とても嬉しい。

最近は、滑ってすぐに、きっちりとリカバリィできている。
切り替えの早さと、失敗を続けないことは、評価に値する。

それはさておき、やっとこさ達成したことがある。
以下の画像をご覧あれ。

L10SDV.png

ここ10回の平均偏差値の高さで、僕は1位になれた。
ここ10回で、面白さが最も安定していた、と言える。
ここ10回では僕が一番面白かった、と言ってしまっていいかもしれない。

これまで2位はあったけれど、1位はなかった。
その座を、ここにきてやっと獲得することができた。

これまでの1位に比べると、やや数値自体は低い。
それは、圧倒的な強さによる1位ではないことを意味する。
ただ、それでも、混戦を制しているわけで、やはり嬉しい。

すぐに落ちても、別にいい。
ここに立てたという事実だけで、満足だ。

いやはや、良かった良かった。
残すはレート2100か。

うん、頑張ろう。
まだ先は長そうだけれど。

第1534回

第 1534 回のお題 (出題:オレカエル)
あの客そうとう酔ってるな、どんな様子でしたか?


[86位]ジャスティス智彦

刺身にくるまり冬を越えた


33.62 pts [46.21](38.41%) Rate:23.7Down...

現在のレート:約2061.04(ガクッと減って、一気に2100射程圏外へ)


何も言うまい。
ただ、滑ったのだ。

2011年5月30日月曜日

第1533回

第 1533 回のお題 (出題:アナルホッケー)
特徴の無い人を褒めるとこうなる


[10位]ジャスティス智彦

スプレー缶に詰めたらシューって出せそう

44.98 pts [67.42](93.79%) Rate:16.07Up!!

現在のレート:約2084.74(グンと増えて、一気に2100射程圏へ)


ぎりぎり10位で、連続入賞。
最高レートが大幅に更新された。

これで、ここ10回中4回目の入賞。
たまにミスをやらかすけれど、やはり好調。

お題はフリー気味で、なかなかに頭を悩まされた。
ネタを書いた時点では、どう転ぶか分からなかった。
出来には満足していたが、ややクセがあり、大ポカも有り得た。

ネタを仕上げていったプロセスについて、少し振り返る。

最初に浮かんだのは、「無味無臭」という言葉だった。
「特徴の無い人」からの連想として、至極短絡的である。

そして、「無味無臭」から、「スプレー」に思い至った。
そこから「スプレーに特徴の無い人を詰める」という発想。
この発想を「褒め言葉的な表現」に変換して、ネタの完成。

感覚的なネタに見えて、どちらかと言えば論理的にネタができている。
アイデア一発ではなく、段階的にネタを仕上げている。

きっちり思考をして、きっちり上位になる。
これができているうちは、まだレートを上げられるはずだ。

第1532回

第 1532 回のお題 (出題:レイン)
��0年続いていた戦争が終結することとなったきっかけ


[7位]ジャスティス智彦

奪い合ってた酢昆布から味が消えた

45.96 pts [67.02](95.28%) Rate:18.98Up!

現在のレート:約2068.67(グンと増えたが、まだ2100は遠い)


さらりと入賞し、最高レート大幅更新。
ここのところ10位以内をよく取れている。
いつぞやの好調時よりも、さらに好調なのかもしれない。

投稿したネタの話をする。
「奪い合ってた~」という文言は、以下のネタでも使用されていた。

[3位]みずたま
奪い合ってた島からなんか恥ずかしい遺跡出てきた

[100位]MIYABI改
奪い合ってた女が別の男と結婚した

こう見ると、「奪い合ってた~」は正解フレーズだったようだ。
100位のネタが、100位に沈んだのは、題材が悪かった所為だろう。

3位のネタを見ると、自分の詰めの甘さが分かる。
フレーズに頼って、そこでネタづくりを半ば止めている。
その先にあるかもしれない「面白さ」を追求しなかった。

入賞には満足だが、同フレーズ勝負に負けたことは悔しい。
それでも「もっと点が取れる可能性」が見えたのは幸いだ。

何年経とうと、向上心が消えないように意識したい。

2011年5月24日火曜日

第1531回

第 1531 回のお題 (出題:シリョウ)
トイレに行くことを俗に「お花摘みに行く」と言いますが、他に言い換えるとどういう言い方になるのか教えてください


[31位]ジャスティス智彦

君か僕かで言えば、僕が行く

40.75 pts [58.93](80.26%) Rate:3.17Up!!

現在のレート:2049.69(少し増えた。つまり、少し増えた)


これぞフリーお題、というレベルの自由さ加減。
トイレ的な要素があろうがなかろうが恐らく関係無い。
瞬間の切れ味を競う、長考短考を問わない勝負だ。

個人的には、好きだが苦手、という部類。
何を書いても不安を抱えたままになるのが難しい。

投稿したネタは、やや「スカシ」気味だ。
「君か僕」「君と僕」等々の言い回しは頻出。
しかし、うまく嵌まれば点を取る力を持っている。

まあまあの結果に落ち着いてくれたので、安心した。
僅かだろうとレートが増えることが、今はとても大きい。

形振り構わず、今はレートを上昇させたい。
それが実力の向上に繋がると、信じている。

2011年5月23日月曜日

第1529回

第 1529 回のお題 (出題:オレカエル)
プールサイドの王者と呼ばれている理由


[63位]ジャスティス智彦

珍しい泳ぎ方を屋台で売ってる


37.13 pts [52.17](63.95%) Rate:7.51Down...

現在のレート:約2049.10(ぼちぼち減って、2050を下回る)


この結果に対する表現としては「ややスベり」が適切だろうか。
下位に沈むよりかは勿論マシだが、「痛いなあ」という思いはある。

度数は60%を越えているのだが、どうにも贅沢になっているらしい。
レートが下がると滑った感じになるので、ハードルは高くなっている。

「屋台」という言葉を使ったネタが3つあった。
その中では最も順位が高かったが、それは関係がない。
「屋台」という言葉がかぶっていたことに、やや驚いた。

「屋台」という発想は、マイナーなつもりでいた。
「ここで屋台をもってくるとは意外だなぁ」という狙いだった。

しかし、その通りにはいかなかった。
「プールに屋台」は、思っていたよりずっと一般的だったらしい。

これは、自己の経験が影響しているのだろうか、と考えたが、そうでもない。
確かに思い出してみると、屋台を備えるプールに行った記憶も多少はある。

とすると、お題を見た最初の段階で「学校のプール」を想像し、
その後、そのプールに対する解釈を疑わなかったことが原因だろうか。
なるほど……うん、それがしっくりくる。

かぶりの可能性を想定できるだけのリソースを持っていながら、
最初の決め打ちに固執したがためにその可能性に気が付かなかった。
まとめると、そんなところだろうか。

「かぶらないこと」については、以前よりも寛容になってきている。
だが、「かぶっても押し切れる」だけのパワーが足りていない。

まだまだネタづくりが甘い。
楽をして点を取ろうとしすぎているのかもしれない。

第1530回

第 1530 回のお題 (出題:wool)
d1530.jpg
画像で一言

[41位]ジャスティス智彦

飼い主が原住民に連れていかれた

40.32 pts [55.55](70.80%) Rate:2.59Down...
現在のレート:約2046.51(少し減った。つまり、少し減った)


狙いをもってネタを書いたが、中途半端になってしまった。
しかし、40pts超えでもレートが減るのは結構きつい。

狙いとは、前回の反省を踏まえて掲げたテーマでもある。
つまり、「キーワードがカブっていても押し切る」ということだ。

「飼い主」という言葉は、独占できるほどマイナーではないと想定した。
それでも、「飼い主」という言葉を使って、勝負をしようと思った。
カブっていても、明確な差を打ち出せれば、点は取れると考えた。

想定の前半は当たっていた。
「飼い主」という言葉を使ったネタは、5つあった。

想定の後半は外してしまった。
5つのネタの中で、僕のネタは下から2番目の点数だった。

後半の想定については、外れたのではなく、外してしまったのだ。
この違いはつまり、僕の実力が足りなかった、ということを意味している。
「飼い主」という言葉を使ったネタの中で、僕のネタは相当に弱かった。

これは、悔しい。
同じ言葉を偶然に使って、そして負けたのではない。
同じ言葉を使って勝つことを狙っていたのに、負けたのだ。

足りていない……面白さが。
面白いことを生み出す力が。

第1528回

第 1528 回のお題 (出題:☆ぶんじろう)
日本一治安のいい街で起きた今年最大の事件


[5位]ジャスティス智彦

魔女のくせに競歩で逃げた

46.47 pts [70.04](97.18%) Rate:19.13Up!!

現在のレート:約2056.61(ぐいっと増加で、最高レート大幅更新!)


前回の1位に続き、今回は5位で入賞。
連続入賞は大幅なレート上昇に直結するので嬉しい。
2050を超え、2000よりも2100に近い存在となれた。

twitterにも書いたが、この入賞は正直申し訳なくもある。
今回の僕のネタに高得点を付けてくれた採点者は押し並べて、
これから始まる企画「むーちー3」のチームメンバだからだ。

無論、誓って、裏でこっそり票入れを頼んでいたということはない。
しかし、どうにも偶然にしては出来過ぎており、疑われても無理はない。
「あのネタで上位?」と思われていなければ良いのだが。

今回は、「強い単語」に頼った。
つまりは、「魔女」と「競歩」だ。

ここ最近は、1つの「強い単語」に頼ることが多かったが、
微妙ながら変化を付けようと思い、2つ目の石を投げたわけだ。

「魔女と競歩」は、なかなか素敵な組み合わせだと思う。
機能的には相性が悪いゆえに、ネタ的には相性が良い、という意味だ。

「強い単語を複数組み合わせてネタをつくる」
この手法は、いずれまた試してみたい。

2011年5月17日火曜日

第1527回

第 1527 回のお題 (出題:愛染 翔子)
これは落語じゃないなと気づいた瞬間


[1位]ジャスティス智彦

暗転と同時にボディペイントが光り始めた

58.32 pts [80.35](100.00%) Rate:36.58Up!!

現在のレート:2037.48(激増。最高レート更新!)


ネタの出来は悪くないと思っていた。
そして、もちろん毎回1位を狙っている。
それでも、いざ1位を取ると、やはり驚く。

今回もまた、ネタの軸にカタカナを用いた。
しかし、カタカナから出発したわけではない。
お題に含まれるキーワードから、きっちり仕上げた。

「死神」という落語がある。
オチのバリエーションや演出の仕方は幾つかあるのだけれど、
基本、主人公(語り手)が死んで舞台が暗転してお仕舞い、という演目だ。

お題を見たとき、僕の頭には、この「死神」が思い浮かんでいた。
そこから「暗転」の場面を抜き取り、ボディペイントが光る、というボケにした。

こう書くと、物凄く単純にネタづくりが行われたことが分かる。
知識としてあったものを、ほんの少し加工しただけ。
こんなラッキーもあるんだな、と思う。

ここ最近どうにも暗闇を彷徨っているような状況だったので、
今回を弾みに、ぼんやりとでもいいから明るさを取り戻したい。

第1502回に1位をとってから、25回を経ての1位獲得。
第1550回までにはと思っていたが、なかなか早い目標達成だ。

表彰台は、レート上昇にボーナスが加算されるので嬉しい。
そんなわけなので、どんどん表彰台を狙っていきたい。
��0回以内に、また表彰台に登るぐらいの意気込みで頑張ろう。

2011年5月16日月曜日

第1526回

第 1526 回のお題 (出題:風の迷路)
母子ともに○○○ (字数無制限)

[24位]ジャスティス智彦

母子ともにブルドーザーで画面外へ

41.30 pts [59.86](86.14%) Rate:8.26Up!!

現在のレート:2000.90(ぼちぼち増。何回目かの2000到達)

ネタボケでは、会話の中の一文を埋めるようなお題はわりと見るが、
このタイプの、一文中の穴埋めお題は、あまり見ないように思う。
だからと言ってどうこうするわけではないので、いつも通りネタを書いた。

最近、ネタの軸にカタカナをよく使う。
ここ15回ぐらいは、ほとんど毎度のように使っている。

それほど強く意識しているわけではないが、気が付くと頼っている。
なんとなく、カタカナには「面白」が宿っているような気がしてしまう。

おそらく、カタカナはリズムと響きが良いからだろう。
文字の形もシンプルで、漢字のような視覚に与える複雑さがない。

ただ、軸にカタカナを使ったネタは、得てして軽くなりがちだ。
重厚さや練られた様子があまり出ず、あっさりしすぎてしまう。

今回は「画面外」という「強めの漢字熟語」を使って、それを補った。
「軽いカタカナ」と「強い漢字」の組み合せで、バランスを取る策だ。

漢字とカタカナ、強と弱、鞭とアメ、剛と柔。
これらの合同は、平らなネタではなく、メリハリのあるネタを生む。

単一要素で押し切る一辺倒ネタが強い場合もあり、
母も子も関係なく押し出されてしまうこともあるけれど、
基本的にはバランスの良いネタを書くことが安定に繋がると思う。

2011年5月15日日曜日

第1525回

第 1525 回のお題 (出題:愛染 翔子)
小説を読んでいたらこんな文章にアンダーラインがありました


[19位]ジャスティス智彦
スチール缶の幼虫にスチール以外の餌を与えると

41.41 pts [58.91](86.26%) Rate:8.21Up!!

現在のレート:約1992.65(ぼちぼち増。何回目かの2000を目指し)


明らかなフリーお題。
単純に「刺さる一文」を書いた者が勝つ。

こういうお題は、かなり怖い。
練れば練る程良いネタが出来るわけではないからだ。
一瞬の発想、闇雲な一撃、そしてセンスがものをいう。

僕も、これでもかというくらい適当なことを書いた。
「何かカタカナを使おう」ということは決めていたけれど、
あとは基本的に、脳が命令するままにタイピングをした。

「スチール缶の幼虫」という言葉は、"型"としてはありきたりだ。
「AのB」の「A」と「B」に関連性の極めて低いものを配置する方法。
例として、以下のようなものが挙げられよう。

・カンガルーの金銭感覚
・横断歩道の空腹具合
・サラリーマンの固有振動

植物的事象/人間的事象/動物的事象/物質的事象、等々の要素を、
重複しないように当て嵌めるだけで、何だか良く分からない言葉ができる。

ただ、「鋼の心臓」や「大地の鳴声」のように、
組み合わせ次第で印象的な言葉として機能する場合もある。

フリーお題になると、「意味不明なことを書けば良い」と思ってしまう。
だが、これはどうにも、良くない志向かもしれない、と感じている。
次にフリーお題に臨むときは、違ったタイプのネタを見せたい。

2011年5月14日土曜日

第1524回

第 1524 回のお題 (出題:風の迷路)
15の夜はバイク盗んでいたそうですが
45の夜は何をしてましたか?


[116位]ジャスティス智彦

言葉のナイフで息子を刺した

31.78 pts [42.60](24.84%) Rate:29.61Down...
現在のレート:約1984.44(壊滅的な減少。修復への道、険し)


このネタを思い付いたとき、何かが脳内に溢れる感触があった。
その時は、その何かを「いける感じ」や「期待感」だと思っていたが、
投稿期限を過ぎてから、溢れていたのは「勘違い」だと気が付いた。

巧い感じを出そうとしているが、何も巧くない。
息子というありきたりな言葉をありきたりに使っている。
言葉のナイフというキーワードが活かされていない。

……と、反省点の数々を容易に挙げることができるのだが、
その一方で「そんなに酷くはないんじゃないか」と思う部分もある。

若かりし頃は、バイクを盗むという直接的な悪意。
歳をとってからは、言葉による過度な叱責という間接的な悪意。
そう、このネタは、人間の本質的な成長のなさを表わしている。

どれだけ歳を重ねようと、キャリアや経験を積もうと、結果を出そうと、
人間としての個人に宿っている"核"たるものは、磨かれない場合が多い。

ふとした瞬間に、虚飾に満ちた表面部が剥離し、
その人間の愚かさや拙さが垣間見える。

3桁の順位を取るとは、そういうことだ。

だが、嘘もつき続ければ本当になる。
虚飾も塗りたくれば本質は隠れて消える。

そして今日も、本当の実力を誤魔化しながら生きていく。
本物のフリをすることに疲れた瞬間、本物は遠ざかる。

その真実に怯えながら、飾り物の牙を懸命に磨いていこう。
つくり物のナイフで、採点者の心を刺していこう。

2011年5月13日金曜日

第1523回

第 1523 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1523.jpg
写真で一言

style="color: rgb(255, 0, 0); ">[61位]ジャスティス智彦

格好良くヒマワリの種を割る

36.65 pts [51.15](57.45%) Rate:9.76Down...
現在のレート:約2014.05(地味に手痛く減った。やはり2000台は厳しい)


自信があったかなかったかで言えば、前者だ。
ただ、程度としてはそれほどの域では決してなく、
「明日もきっと晴れるよね」レベルの期待感。

しかし、こうして改めて投稿ネタを見てみると、切れ味が鈍い。
「普通なような少し気の利いたような」ぐらいの煮え切らなさ。
まあそれほど低い点は付けなくてもいいや、という印象。

画像の下を想像する、というアプローチは悪くなかったはずだ。
ただ、「ヒマワリの種」というアイテムがあまりにも簡素すぎた。

「何かの為にわざと落ちている」というネタは幾つか見られた。
そして、同様のアプローチで数段上の発想があった。

[6位]パラドクス的なね
スヌーズごとに落ちて起こす


上記のネタが、それである。
「画像の下の想像」と「何かしらの目的を持った落下」。
この2つの要素を含む点で、僕のネタに近しく思う。

ただ、具体的なネタへと落とし込むところで、相当な差が出ている。
「スヌーズ」という言葉と、ハムスターの数とのマッチ具合も良い。

センスというか、発想の質というか、そういうところが違うのだろう。
これは悔しくもあるし、素直に感心したという気持ちもある。

すべてが主観的評価で成り立っているように思いつつも、
「正解もあるんだな」ともたまに思えるのは、非常に楽しい。

2011年5月7日土曜日

第1522回

第 1522 回のお題 (出題:愛染 翔子)
医者が思わず「帰れ!」と叫んだ診察患者の一言


[12位]ジャスティス智彦

和尚様「およしなさい、私に聴診器をあてても念仏しか聞こえませんよ」

46.02 pts [63.77](91.73%) Rate:10.61Up!!

現在のレート:2023.81(なかなか増。このまま最高レートを更新したい)


今回は、便利なテンプレートに頼った。
『○○○「~~~」』という、言い手を明確化する手法だ。

お題を見て考えたのは、言い手不明状態の一般的な一言よりも、
言い手が明確化された状態での、その言い手に固有な一言のほうが、
読み手(採点者)にネタの意図が伝わりやすいだろう、ということだ。

「誰かの一言」ではなく「和尚様が言った和尚様ならではの一言」。
このほうが、お題で提示された状況に沿いやすく、ネタも書きやすい。

早々からこのテンプレートの使用を決定したので、楽にネタが書けた。
結果としてなかなか高順位を取れたので、うまくいったかな、と思う。

「およしなさい」か「おやめなさい」かで幾分悩んだ。
しかしあまり差がないと思い、悩むのをやめた。

「聴診器」という言葉を使うことにやや抵抗を感じた。
「医者」⇒「聴診器」が短絡的過ぎるように思えたからだ。

ただ、あくまでネタを補助するアイテムに過ぎないので、
これひとつで台無しになることはないだろうと判断した。
「ありきたり」と「分かりやすさ」は紙一重のところにある。

ここのところ、なかなかに調子が良い。
だが、うっかりするとすぐレート2000を切ってしまう。
石橋を叩いて渡るように、気を引き締めていきたい。

2011年5月6日金曜日

第1521回

第 1521 回のお題 (出題:system)
d1521.jpg
写真で一言

[43位]ジャスティス智彦

彼女のビーチサンダルは我々が守る


38.44 pts [53.63](72.55%) Rate:0.56Down...
現在のレート:約2013.20(微減。冷やっとする)


最近、画像お題が多いように思う。
第1513回、第1517回、第1519回、そして今回(第1521回)。
ここ10回のうち4回が画像お題なのだから。

以前に比べればはるかに苦手意識は軽減しているけれど、
「悩む」という意味ではすんなり対処できていない。

それでも、今回のお題は比較的やりやすかった。
何か勢いよく台詞を言わせれば大丈夫、という類だろう。
もちろん何を言わせるかが難しい。

鋭い発想が出てくればよかったのだけれど、そうはいかなかった。
したがって、適当な言葉を選び、それを基礎としてネタを書いた。

「ビーチサンダル」は、好きな言葉だ。
「ハーフマラソン」と同じくらい好きかもしれない。

「この言葉を使おう」と決め打ちしてネタを書くと、話が早い。
「守る」という動詞は、画像との親和性が高いだろうと判断。
「我々」という表現も、同様の理由で使うことにした。

「ビーチサンダル」「守る」「我々」で大方の材料が揃ったわけだ。
あとは「彼女の」という言葉を付けて、完了。

対画像お題のアプローチとしては、邪道とも言える。
画像とは関係の無い言葉を軸にして思考をしているからだ。
しかし、邪道であっても外道ではないので、大丈夫。

ネタは、どのように考えても良い。
ここは、過程が問われるような世界ではない。

第1521回採点感想

第 1521 回のお題 (出題:system)
d1521.jpg
写真で一言

例によって、10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
ちょうど画像お題の採点をしたかった、ということもある。

お題画像について、客観的に観察しよう。

決起集会、というイベントだろうか。
名立たる政治家が並んでおり、拳を突き上げている。
「えいえいおー」と呼ばれている動作・儀式の瞬間だろう。
何かの決定や意思表示に勢いを付けている、と見て取れる。

さて、皆々はこれをどうネタ化したのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。
どのような独自解釈を当て嵌めたのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.1):約10%
2点(3.1):約50%
3点(4.2):約30%
4点(5.4):約10%
5点(6.7):僅少
6点(8.2):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

高い点を入れたものが、概ね上位に集まっていた。
他の採点者との感覚的ズレがあまりなかった、ということだろう。

一方、カブリが多く見られたため、1点もやや多めに付けた。
分かりやすい画像お題だと、カブリも多い気がする。

さて、他に書くことが浮かんでこない。
こういうときは大人しくタイピングをやめよう。
余計なことをしようとすると、得てして失敗するものだ。

2011年5月2日月曜日

第1520回

第 1520 回のお題 (出題:アナルホッケー)
八百屋がいつもより張り切ってる理由

[21位]ジャスティス智彦

今日の下着は勝負レタス

3.53 pts [62.26](88.37%) Rate:9.04Up!!

現在のレート:約2013.76(ぼちぼち増加も、油断は禁物)


あまりパワーのないネタだったように思う。
型にも、内容にも、突出した斬新さは見られない。

それでもなかなかに良い順位を取ることができた。
また好調の波が押し寄せてきているのかもしれない。

「レタス」という具体的な野菜をネタに使った。
これが良いのか悪いのか、少々悩んだ挙句の決断だ。

お題に「八百屋」という文言が入っていた場合、
ネタの中に野菜を出して良いのかどうかは微妙なところ。
短絡的とも言えるし、そういう勝負だとも言える。

ありきたりは避けたい、という考えは、強くある。
誰でも思い付きそうなことに、それほどの価値は見い出せない。
ただ、そのラインの見極めは非常に難しい。

誰も書きそうにないネタを書くのは、実はものすごく簡単だ。
全然関係のないことや、意味の分からないことを書けばいい。
しかし、そうしたネタにも、やはりまったく価値はない。

遠くにありながらも、引き寄せる力を持つネタ。
近くにありながらも、引き離す力を持つネタ。
そうしたネタにこそ、面白さ、あるいは、すごさが宿る。

誰にでも届いて、誰にも届かないネタ。
そんなネタが書けたら、きっと最高に気持ち良いだろう。

2011年4月30日土曜日

第1519回

第 1519 回のお題 (出題:平沼伝次郎)
d1519.jpg
画像で一言

[15位]ジャスティス智彦

白人から貰ったチェスの駒を潰す

44.05 pts [63.59](90.91%) Rate:11.59Up!

現在のレート:約2004.72(なかなかに増えて、2000超え)


お題画像を見て、ポイントは「棒」「3人」「服」だと思った。
これら全てを取り上げるのか、絞り込んでいくのか。
そういった思考をもとに、ネタづくりを始めた。

服の派手さは、目を引きすぎている気がした。
��人という人数は、面白さに繋がらない気がした。
気がしただけだけれど、「気」や「勘」は大切だ。

こうして、結局「棒」を選んだ。
皆々のネタも、棒への着目が多かった。

「棒」あるいは「棒の使い方」に、どう意味づけるのか。
それが肝であり、ネタの出来不出来を左右する部分だ。
僕はストレートに、「何かを潰している」ということにした。

実際、この画像は、料理中の様子を捉えたものだろう。
木の実を潰しているのか、肉を軟らかくしているのか。

「白人」という単語は、「逆」を発想するいつものパターン。
「チェスの駒」は、「白人」からの連想。
こうして振り返ってみると、かなり直球にネタを書いたことが窺える。

画像に映る民族にとって「チェスの駒」は不吉な偶像のようなもの。
遊び方はもちろん知らないので、得体の知れない物体でしかない。
そうなるともう、棒で粉々に潰すのが最良の判断だろう。

「潰す」か「砕く」かでやや迷ったが、前者を選択。
何となく、この画像には「潰す」が似合う気がしたからだ。

再々度レート2000に辿りつけたことは、喜ばしい。
これは、このレベルで戦えている証拠だと捉えたい。

ここでの揉み合いを経て、向かう先は天か地か。
足元の不安を潰しつつ、上を見て楽しく進みたいものだ。

2011年4月26日火曜日

第1518回

第 1518 回のお題 (出題:オレカエル)
天才クレーマーはこんな事に文句を言ってくる


[3位]ジャスティス智彦

パプリカの栄養を俺に決めさせろ

55.48 pts [73.26](98.45%) Rate:26.91Up!

現在のレート:約1993.13(ぐいっと上昇。再々の2000へと)


どういう発想の道筋を進んだのか、トレースできない。
そんな破れかぶれのネタが、うまく嵌まってくれた。

お題に沿う、という意識すらほとんど捨てていたかもしれない。
ふわふわ脳が緩んでいたのか、バチバチ脳が弾けていたのか。
どういう心境でこんなネタを書いたのか、明るからず。

それでも、3位は3位。
この結果を素直に喜びたい。

今回を切っ掛けとして、また新しく、戦える自分を構築しよう。
正直なところ、最近は大喜利に費やせる時間的資源が減っている。
だらだらとネタを考える余裕は、あまりないように思う。

そんな状況だからこそ、短時間で頭をフル回転させ、
あるいは、感性を磨いて良質な発想を突然に発生させ、
今の位置やもっと上の位置をサバイブしていきたい。

いま、確実に、大喜利との付き合い方が変容している。
そして、自分が鍛えられているような、そんな気がする。

ちょっと忙しいと、「今回は未投稿でいいかな」なんて、
そんな考えが頭をよぎることもあるけれど、どうにかこうにか、
何とか気持ちを切らさずに、毎回投稿を継続していきたい。

それでも良いネタを出し続けられたら、それは素敵なことだ。

2011年4月25日月曜日

第1515回

EXTENDED

第1516回

第 1516 回のお題 (出題:風の迷路)
「負け惜しみ選手権」で一位に輝いたセリフ


[74位]ジャスティス智彦

どうせ胃に穴が空いてるし


35.48 pts [49.00](48.23%) Rate:14.66Down...

現在のレート:約1974.91(だらりと落ちて、中位水準の毎日)


重たい息がこぼれ落ちる。
どうしたものかと、逡巡する。

シンプルなネタでは、勝負ができない。
切れ味のない棒をシュッと振り下ろしただけ。
それでは何も切り開くことができないと知った。

何かこう「センスのなさ」のようなものを感じている。
とても弱い獣を頭の中で飼っているような気分だ。

誰の心にも少しも残らないネタ。
最近は、そんなものしか書けていない。
ピックアップが良いバロメータだ。

我慢しよう。
今は、我慢しよう。

そんなことを呟やき、中空に漂う無存在をただ見つめる。

第1517回

第 1517 回のお題 (出題:西園寺くまー)
d1517.jpg
写真で一言

[79位]ジャスティス智彦

「先輩、読んでください」って言うからラブレターかと思いきや弾の軌道


37.36 pts [51.92](57.84%) Rate:8.69Down...

現在のレート:約1966.22(だらりと落ちて、中位水準の毎日)


一旦シンプルを捨てて、ネタをつくり込んだ。
画像から情報を拾い上げ、ストーリィを構成した。

ピタリと、おでこにキュウリの漬物を貼ったような音が聞こえた。
こういうネタが、この画像お題では有効なはずだと、自信を持った。

しかし、相変わらずの中位。
中途半端に生微温い呪縛に捕まっているかのようだ。

もう、何も気にせず、自由に思い付いたネタを書こう。
うまくいかなくても、とりあえず「解放」が欲しい。

ネタを自由に考えよう。
意味や文節を気にするのはやめよう。
何か瞬間的な得体の知れない感覚に身を委ねよう。

頭は休ませる。
感覚に「おはよう」と挨拶を。

2011年4月18日月曜日

第1512回

第 1512 回のお題 (出題:風の迷路)
「戦場ではそれが命取りになる」 どんな行動したの?


[54位]ジャスティス智彦

ヘリコプターの中でほふく前進してたら爆弾投下口から落ちた

38.67 pts [54.28](70.22%) Rate:1.45Down...

現在のレート:約1988.99(ほんの少し減ったが、2000は見える位置)


前回の反省を、不器用ながら活かそうとした。
きっちりネタを書き、ストレートに仕上げた。

レートは減った。
しかし、悪い結果ではない。
大きく外れてはいない。

レートが減るのは、仕様がない。
今はもう、度数が70%ではこうなる。
そういうところで戦っているのだから。

今はこれでいい。
調子は落ちているが、大丈夫。
地道に、着実に、そして堅実に。

ネタの内容は、あえて触れなくても良い単純なもの。
「ほふく前進」はNGのような気もしたが、そうでもないようだ。

少々詰め込み過ぎたのが、反省点。
次は、もう少しシンプルなネタを書きたい。

第1513回

第 1513 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1513.jpg
写真で一言

[29位]ジャスティス智彦

丸めたイルカは乗りやすい

41.60 pts [60.15](84.70%) Rate:6.90Up!!

現在のレート:約1995.89(まあ少し増えて、再びの2000に接近)


コツコツいきたいところで、画像お題。
嫌な予感が漂っていたが、なんとか下降は止められた。

どういう系統のネタを書けばよいか、迷った。
どこでも使えそうで、どこも使いどころがなさそうな妙なお題。
平均的にも特殊にも見える、見ていて不安になる画像だ。

しばらく眺めていて、ボールの色がイルカの肌に見えてきた。
もうほとんど、その発想だけで、勝負したようなものだ。

ネタの系統は、「コツコツ」とは無縁に見える。
独断的な解釈を押しつける、力技だ。
正統派ではないお題の場合、こういうことも致し方ない。

冷や汗をかいたが、結果には満足。
レートを上げる作業は、やはり難しい。
だからこそ、やりがいがある。

しばらくは、2000前後の攻防にヒリヒリしよう。

第1514回

第 1514 回のお題 (出題:レイン)
授業終わったのになかなか帰らない理由

[24位]ジャスティス智彦

ガムテープ部に襲われた

41.39 pts [58.35](83.92%) Rate:5.87Up!!

現在のレート:2001.75(まあ少し増えて、再びの2000に到達)


良い感じのコツコツ。
身体を引き摺るような進み方。

この回のお題には、既視感があった。
以下のお題に酷似していたからだ。

第 1380 回のお題 (出題:レイン)
留年をしてまでこの学校に居続ける理由

第1380回は、時間をかけて書いた長文で2位取ることができ、
僕の中で非常に印象に残っている、記念碑的な回でもある。

良い成績を取った回と似たお題にどう攻めるか、という点が、難しかった。
どこか気負ってしまい、「あの時の再現を」という意識が出ようとしていた。

しかし、今は着実に歩みを進めたい時期。
シンプルに分かりやすく真っ直ぐ攻めて、きっちりレートを上げたいところ。
正直、色々とあの手この手を盛り込んでいる時間もなかった。

架空の部をつくるというネタは、頻出。
それでもある程度は点が期待できるパワーがある。
使うタイミングにさえ気を付ければ、重宝する手口だ。

最近はあまり色々と候補を出さないのだが、
今回は、幾つか出し、最終的に以下の候補で迷った。

・ガムテープ部に襲われた

・ガムテープ愛好会に襲われた

・ガムテープに襲われた

最初に思い付いたのが「~部」だったので、結局それを採用した。
慎重派の判断だが、やはり変に冒険している場合ではない。

目標は、レート2100だ。
ランキングで、ダイヤモンドのような称号がつく水準。
それ以上の称号はないので、そこが最高到達点だろう。

進んだり戻ったりで苦しい旅になりそうだが、
まだ見ぬ桃源郷を目指す心持ちで、頑張っていきたい。

2011年4月14日木曜日

第1511回

第 1511 回のお題 (出題:おさがりのコンドーム)
面接で落とされた理不尽な理由


[106位]ジャスティス智彦

左右の頬っぺたに[合][格]と墨で書かれたところまでは順調だったのだが、「実は僕、首の後ろに、もうひとつ頬っぺたがあるんですよ」と打ち明けたら「それじゃあ[不]も書こうか」みたいな話になって、実際に書かれて、不合格になった。

33.18 pts [45.22](30.92%) Rate:26.1Down...

現在のレート:1990.44(ガクッと減って、一気に2000を逆突破)


もうダメだ。
なんという駄目さ加減。

こういう感じのネタは、流れを変えたいときに書く。
したがって、こういう感じでスベると、痛みが大きい。

振り返ってみると、このネタからは、投げやりな部分が見て取れる。
入念に練られておらず、「もういいや」という具合だ。

総合すると、「投げやりな感じで流れを変えようとした」となる。
しっかりやっても上手くいかないので、適当な感じにやってみたわけだ。

確かに、時に力を抜いて感覚的に攻めることは、大きな効果を生む。
思い付いたままにやったことが、いい流れを呼ぶこともある。

けれど、それは運任せに他ならない。
気持ちが切れてかけている兆候でもある。

しっかり考えたネタで勝負する。
それをコツコツやってきた結果が、レート2000だったはずだ。
それを放棄して、レート2000を切ったことは、象徴的だ。

コツコツやっていこう。
結果がついてこずとも、気持ちは切らさずにいこう。

2011年4月11日月曜日

第1510回

第 1510 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
凄く偏差値の高い小学校ではこんな運動会をする


[80位]ジャスティス智彦

一番最後は割れ散らばった眼鏡のレンズを拾い集める競技

35.03 pts [48.40](51.83%) Rate:13.9Down...

現在のレート:約2016.53(結構減ってしまった。危ない)


取り敢えず結果だけ。
最近さぼり気味。
年度初めでペースが掴めていない模様。

-------------------

さてさて、追記を始めよう。
タイピングをする手が淀みなく動いている今がチャンス。

さすがに「眼鏡/めがね/メガネ」は駄目だったな、と反省。
前回は単語で成功した感じがあったが、今回はその逆。
「メガネ」という言葉を含むネタが予想以上に多かった。

埋もれた、という感じではないけれど、
インパクトや新鮮さは幾分削られたかなと思う。

今思えば、なんと短絡的なネタだろう。
偏差値高い → メガネ割れる → 割れたら拾う。
適当すぎる、工夫がなさすぎる、なんだこれは。

反省しなければ。
猛省しなければ。

10~15年くらい前にテレビで見たナゾナゾを思い出した。

��.反省したときに乗る物は?

��.船

答えの理由はまだ書かない。
いずれまた追記。

2011年4月6日水曜日

第1509回

第 1509 回のお題 (出題:レイン)
「あ、これ嫌われたな」と思った異性へ送ったメールのタイトル


[8位]ジャスティス智彦

吊り橋から落ちていく君の写真を送付します


47.28 pts [67.66](94.89%) Rate:18.44Up!

現在のレート:2030.43(なかなか増えて、最高レート更新)


やったね。

-------------------

さて、追記開始。
うんうん、やったよね。

過去10回のうちで、4回目の入賞。
入賞率1桁台の僕はどこへ行ったのだろうか。

最近は、良い順位と悪い順位がジグザグ状態だが、
良いときは本当に良い、それこそ入賞する程に良い。
入賞はレートの伸びが良いので、それもすごく嬉しい。

この回のネタは、「単語決め打ち」をした。
「この単語を絶対に使う」と、決めてかかったわけだ。
その単語とは、「吊り橋」である。

なぜ「吊り橋」という言葉を選んだのかと言えば、
昨年末頃に吊り橋に行ったことをふと思い出したからだ。
理由は単純だが、こういうインスピレーションは大切だと思う。

しかも、「吊り橋」は、パワーがある単語だと思う。
非日常的な雰囲気を持っており、それはネタに組み込むと巧く機能する。
そして、非日常でありながら、具体的なイメージを皆が共有している。

そして、単語を起点として、ネタを膨らませていく。
狙いは、お題に沿ったシチュエーションをきちっと想起させるネタだった。

ネタに対して[助けろ]というコメントをいただいていた。
このツッコミが付くということは、ネタが狙い通り働いた証拠でもある。

ただ単に妙なタイトルを書くだけでなく、
タイトルに異性へ嫌われるような意味を持たせる。
亀裂が生じるようなシチュエーションを連想させるものにする。

「やったね」という気分は、考えが巧くいったときの御褒美として生じてくる。

2011年4月3日日曜日

第1508回

第 1508 回のお題 (出題:たんかす)
大好きだったおじいちゃんの1つだけ嫌いだったところがある。
それは何?


[72位]ジャスティス智彦

シワでつくった迷路を解かれそうになると老化加速させてシワ増やす


36.93 pts [51.37](58.96%) Rate:9.67Down...

現在のレート:2011.99(まあまあ減るも、2000台はキープ)


ここ最近の中では、一番綺麗にまとめられたな、と感じていたネタ。
正直、調子に乗って「また入賞いけるな」などと思っていた。

でもスベッた。
原因は何となく分かっている。

後程追記。

-------------------

やっとこさ追記開始。
間が空き過ぎて記憶が朧げなのは御愛嬌。

そう、この回は、入賞できるかな、と期待していた。
少なくとも、「良いネタが書けた」という感覚はあった。

ところが、順位は振るわず。
「スベった」と言ってもいいような位置だ。

なぜ、感覚と実際がズレたのだろうか?
その答えは、「普通に読めてしまう感じ」にあると考えた。

「普通に読めてしまう」とは、ネタを読むときに、
すなわち、採点者が採点のためネタを見ていくときに、
笑いもなくスッと思考が通り過ぎてしまう現象を指す。

「すんなりしすぎ」「掴みどころがない」「強弱が無い」
そんな表現でも良いかもしれない。
とにかく、「綺麗な感じでしかない」ということだ。

発想は悪くなかった、と思う。
ただ、表現の仕方、加工の仕方が悪かった。
素材を活かしきれなかった、と言える。

調子が良いと、思考停止/思考放棄をしがちになる。
イケイケのときだからこそ、しっかりコントロールしなければ。

さっき思い付いたネタを、疑いの目で見よう。
昨日までの自分の、悪いところを見つけよう。
ゴミのような自分を、ゴミを見るような目で睨もう。

刷新、創新、洗心、前進。

第1507回

第 1507 回のお題 (出題:はぐはぐ)
人生で一度も動揺したことがない犯罪者が嘘発見機にかけられ物凄い動揺してしまった質問とは?


[5位]ジャスティス智彦

「盗んだシャンプーはこれですか?」と髪を泡立て始めた

49.89 pts [69.26](96.92%) Rate:19.63Up!

現在のレート:2021.66(ぐんぐん増えてく。2000台で安定したい)


とりあえず結果だけ。
後程追記予定。

-------------------

それでは追記開始。
開く、始める、合わせて開始。

5位とは、随分と素敵な順位だ。
前々回、前回から6位→22位→5位と推移。
多少波があるものの、依然として調子は良いようだ。

お題の文は長いが、わりとよくあるタイプの単純なものと言える。
結局、「面白い質問」を考えれば良く、「犯罪者」はちょっとした味付け。
多少条件の付いたフリーお題、といった感じだろうか


ネタを「~~~?」という一文だけで表現することに不安を感じた。
そのため、「何かしらの動作の付いた質問」を採用することとした。
『「~~~?」と……』という構造。これで大分やりやすくなった。

そして、『「盗んだ~はこれですね?」と……』という形をつくった。
一旦テンプレートを決めてしまえば、あとは量産体制。
投稿したネタ以外には、以下のような候補を考えていた。

・「盗んだ靴下はこれですか?」と鼻に近付けられながら

・「盗んだ包丁はこれですか?」と大量のキャベツを刻みながら

・「盗んだ味噌はこれですね?」と味噌を舐めさせられた

・「盗んだお菓子はこれですね?」と見せてきた口の中でお菓子ぐちゃぐちゃ

・「盗んだ大トロはこれですね?」と見せてきた口の中にもう何も無い


勝負できそうなものが幾つかあったので、取捨選択をすべく、
過去ネタを振り返り、あまり使われていない表現のものを選んだ。

きっちり方向性を決め、きっちり形を決め、
きっちりネタを書き、きっちり取捨選択した。
そして、きっちりと上位を取ることができた。

うむ。いい感じだ。
引き続き頑張ろう。

第1506回採点感想

第 1506 回のお題 (出題:system)
UFOがコソコソしてる本当の理由


前々回の採点が第1490回。
前回の採点が第1500回。

そして、この回にも採点。
10回~15回に1回と定めた採点ペースからすれば早めだが、
前回は特殊回だったこともあり、臨時で間隔を狭めることにした。

お題は、理由系。
UFOという特殊な題材が扱われているが、
そもそも理由系は特殊な題材であることが多い。

UFOのことを知る人など少ないという条件下において、
如何に「確かにそれはUFOっぽいな」と思わせるネタを書くか。
想像力や表現力が素直に問われるお題のように思う。

さて、皆々はどうネタを書いたのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(1.6):僅少%
2点(2.7):約45%
3点(4.0):約45%
4点(5.5):約10%
5点(7.1):僅少
6点(8.9):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

UFOという題材を活かしていないように感じられたネタが結構見られた。
そういったものには、淡々と低い点数を付けていった。

汎用ネタには汎用ネタの良いところ、面白いところがあるけれど、
狭いところを突くことによって生じる面白味を大切にしたい、と思う。
お題で「UFO」という狭さを提示されているならば、それを活かしてこそ。

[7位]ddh
ものつくり大学?
めっちゃ課税したい! したいけどぼくUFOだしなぁ~


このネタに、最高点を付けた。
またddhさんのネタに吸い寄せられてしまったようだ。

「ものつくり大学」は、ネタボケでこれまで使われていなかった言葉だ。
一時期流行っていたので既存かと思いきや、未使用だったことに驚いた。
そういう微妙なラインを掘り出してくるところも、すごさを感じさせる。

2011年3月31日木曜日

第1506回

第 1506 回のお題 (出題:system)
UFOがコソコソしてる本当の理由

[22位]ジャスティス智彦

ご飯を炊くときだけ本気で光る

42.00 pts [58.49](84.33%) Rate:7.03Up!!

現在のレート:2002.03(ぼちぼち増加で、あっさり2000に到達)


今回のネタは、それほど時間をかけず、適当な感じに書いた。
初めに「本気で光る」という言葉を思い付いたのが、大きかった。
これを使えば、まあ悪い順位にはならないだろう、という感触があった。

「本気で光る」という言葉に、何をくっ付けるか。
それを思考した結果、以下のような候補が出てきた。

・本気で光ると世界中のサングラスが同時に割れる

・本気で光ると世界中のご飯が同時に炊ける

・本気で光るといじめっ子が彗星投げてくる

・ご飯を炊くときだけ本気で光る

・ごちそうを食べるときだけ本気で光る

前回(第1505回)、ピノキオで、少しやり過ぎた感じがあったので、
今回は、比較的大人しいタイプのネタを選択することにした。
こうした過程と考えを経て、投稿ネタに至ったわけである。

さて、ネタ云々よりも、余程重要なことがある。
そうつまり、なんというか、まあその……


祝!! レート2000達成!!!


嬉しすぎる。
本当に嬉しい。
最高に嬉しい。

やったー!
いぇーい!
やっほーい!

とりあえずここまで。
この喜びについては、後程追記。

2011年3月30日水曜日

第1505回

第 1505 回のお題 (出題:風の迷路)
天井が迫ってきているけどどうしましょう?


[6位]ジャスティス智彦

仰向けのピノキオに「怖くないよ」と言わせて鼻をぐいぐい伸ばす

48.08 pts [68.38](96.77%) Rate:21.22Up!!

現在のレート:1994.99(ぐいっと増加。2000達成は秒読みか?)


いやはや、またもや入賞することができた。
少し順位の波が荒くなってきたが、基本的には好調すぎる。

最近、入賞率がかなり高い。
長い間5%ぐらいだったように思うが、
最近は10回に1~2回は入賞できている気がする。

やはり、きちんとネタ作りをすることが重要なのだろう。
以前よりも意識的に、しっかりとネタをつくっていることが、
好調の継続であったり、入賞率の向上にダイレクトに影響している。

この回のネタも、色々考えてつくり上げた、まあまあの自信作だ。
多少「やりすぎ感」があったのだが、大丈夫だったようだ。

アプローチとして、「下から上に」という構図が挙げられる。
下がってくる天井に対抗する形で、床側から何をどう上げていくのか。
それを思考の出発点として、様々なものを発想していった。

窮屈さも別段感じず、色々なアイデアが生まれた。
投稿したネタ以外には、以下のような候補があった。

・笛を吹いて壷から蛇を出す

・緊迫度を棒グラフにして受け止める

・ポーカーの賭け金をどんどん積み上げる


実は、上2つ、特に「棒グラフ」は、相当お気に入りだった。
しかし、過去ネタを調べるうちに、以下のようなものが見つかった。

第 1075 回のお題 (出題:オレカエル)
木の上から降りられなくなった猫を降ろしてあげてください

[5位]MA
根元に棒グラフを置いて業績を伸ばす

[77位]オレカエル
ヘビ使いが笛吹くとニョロニョロッとした縄梯子が猫に忍びよる

「棒グラフ」という言葉を使ったネタはネタボケ内だけでも幾つもあり、
「ヘビ使い」という存在もネタに利用されることが多いように思うのだが、
お題のシチュエーションが似ているので、僕は躊躇いを感じた。

これで「パクリ」になることはないとは思ったのだが、
何となく胸に痞えを感じて、「ヘビ使い」と「棒グラフ」は却下した。
ピノキオを使おうと考えたのは、この後のことだ。

無論「ピノキオの伸びる鼻」も大喜利では頻出なのだが、
今回のお題は、なかなかの使いどころなのでは、と思った。
「仰向けのピノキオ」という発想も、過去ネタには見られなかった。

結果として、狙いがうまく嵌まった、と言えるだろう。
表現も、わりとすっきりまとめられたのではなかろうか。
多少「怖くないよ」の部分を迷ったのだが、まあよしとした。

斬新な解答を用意して上位を取ることも嬉しいが、
こういう小賢しい策が巧くいくのも、気持ちが良い。
どちらかに偏りすぎず、バランスをとっていきたい。

2011年3月29日火曜日

第1504回

第 1504 回のお題 (出題:☆ぶんじろう)
「あ、今この瞬間ムダな時間だ」
何してた?


[11位]ジャスティス智彦

胴体だけで耳鼻科に行った

47.71 pts [66.00](92.70%) Rate:12.69Up!!

現在のレート:1973.77(なかなかに増加。1950~2000の攻防)


惜しくも入賞を逃したが、高順位。
前回が3桁だったので、早期のリカバリーは嬉しい。

自由度の高いお題では、狙いが外れてスベるリスクも高い気がする。
そんな中で、きっちり点数を取れたことには、満足して良いだろう。

投稿したネタは、わりとすんなり思い付いた。
「耳鼻科」という言葉は好きである。
「耳鼻咽頭科」では、長すぎて切れ味が落ちる。

表現の点で、迷ったことがある。
以下の2つのうちの、どちらを採用するか、だ。

・胴体だけで耳鼻科に行った

・胴体だけを耳鼻科に行かせた

迷いの理由は、「思考の所在」を考えたからだ。
胴体には頭がないので、「行く」という能動は不可能だ。
別の場所にいる「頭」が、胴体を「行かせる」のが、正しい気がした。

ただ、そもそも「胴体だけで耳鼻科」が有り得ないことなので、
文章として歯切れがよく読みやすいほうを採用することにした。
この判断をしていなければ、読みづらさの所為で30~40位程度だったやも。

あまり細かいことを考えすぎるのは、良くない。
論理や常識よりも、響きや歯切れが重要視される局面も多々ある。
人の心を捉える為には、「頭」だけでは不十分だ。

2011年3月28日月曜日

第1503回

第 1503 回のお題 (出題:オレカエル)
地蔵を倒したらこんな祟りにあった


[111位]ジャスティス智彦

連日連夜、お坊さんと手を繋いで夕方の浜辺を歩く夢


33.20 pts [45.36](35.29%) Rate:22.37Down...
現在のレート:1961.08(ガクッと減少。遠のく2000)


スベった。
とても分かりやすく。
確かにそうだと言えるレベルで。

3桁順位は、第1482回以来。
実に20回以上もの間、疎遠だった。
やあ、久しぶり。君には二度と会いたくなかったよ。

致命傷、というわけでもない。
しかし、ここにきてのレート22.37Downはややきつい。
前回(第1502回)が1位だっただけに、勿体無さがある。

さて、この回に投稿したネタは、個人的に、わりと好きな類だ。
発想し、表現した時、「良いかも」という感覚があった。
どうもまだ、自分の手応えとやらは信頼性が低いらしい。

他にも候補が沢山あった。
最終候補以外のものも含めて、以下に載せる。

・自宅のトイレに地蔵が詰まる

・おっとっとに小さい地蔵が紛れてる

・地蔵ドアに挟まる

・お気に入りのシャツを地蔵に貸したら破かれた

・ドレミファソラジゾウ

・バイトしようと思ってた店が僧侶しか募集してない

・クラスに僧侶が3人転校してきた

・タモリ「地蔵、倒されたらしいね」
 観客「僧侶ですね」

・連日連夜、お坊さんと手を繋いで夕方の浜辺を歩く夢


途中、だいぶ「僧侶」に引っ張られている。
「僧侶」は「お坊さん」に比べ、職業色が強い気がする。

ドラクエ的な「僧侶」もあるので、ネタに使うのは避けよう、と判断した。
言葉から連想されるイメージに幅がありそうなものは、危険性が高い。

もう少し、良い順位でもいいんじゃないかな、とは若干思う。
長ったらしいという欠点もあるが、画的には雰囲気がある気がするのだが。

まあでも、人間万事塞翁が馬。
予期しようもなく、良い事も悪い事も訪れる。
しっかり切り替えて、前に進んでいこう。

2011年3月26日土曜日

第1502回

第 1502 回のお題 (出題:風の迷路)
「こいつ冷静だなあ」と思わせる一言


[1位]ジャスティス智彦

そのダンスは危険すぎる、念のため病院の前で踊ろう

54.33 pts [78.40](100.00%) Rate:37.94Up!!

現在のレート:1983.45(激増。さらりと1950突破。2000近し)


久しぶりにきたね、表彰台の一番高い所。
第1417回以来、通算5回目。
短文での1位は、第1263回以来。

「このネタで?」と、正直思った。
自分では、あまりしっくりきていなかった。
最近の中では、自信のないまま出したネタの筆頭だ。

もちろん、ほとんど毎回投稿しているわけであり、
かつ今は調子が良い状態がずっと続いているわけだから、
うっかり1位が取れてしまうこともあるだろう。

しかしそれでも、今回のネタでそれをなしたことには、相当に驚く。
自分の制御できないところにネタが独り歩きした感じもあり、
「想定外に良い順位すぎる」ことに、どことない不安すら覚える。

素直に喜びたいところだが、そうもいかない心境でもある。
この回のことは、あまり引き摺らないほうが良いかもしれない。

さて、ネタを投稿するまでの経緯についても触れよう。
今回は、自信がないながらも内容はある程度すぐ固まり、
どういう書き方でその内容を表現するか、という点で少し迷った。

「病院の前で危険なダンス」という内容の表現。
具体的には、以下のような候補があった。

・怪我しそうだから病院で踊ろう

・念のため、新しいダンスは病院の前で踊ろう

・危険なダンスが完成した、さっそく病院の前で踊ろう

・そのダンスは危険すぎる、念のため病院の前で踊ろう


結果的に一番下を採用したわけだが、このあたりの基準は感覚的だ。
もう一度選び直せるとしても、やはり一番下を選ぶだろう。

こうして振り返ってみると、自信がなかったという割には、
いつもよりは迷い少なく投稿ネタを完成させているようにも思える。

すんなり決まれば良いネタ、ということは言えないだろうが、
ぐるぐると考えなかった分、調子の良さが色濃く反映されたのかもしれない。

さあ、次の1位はいつになるだろうか。
目標は、第1550回までに、としておこう。

第1501回

第 1501 回のお題 (出題:風の迷路)
家族会議のしょうもない議題

[33位]ジャスティス智彦

地下牢のお兄ちゃんに歌ってほしいJ-POP

38.25 pts [53.25](71.43%) Rate:0.52Up!!

現在のレート:約1945.50(激微増。依然としてもうすぐ1950)


この回は、いわゆる「フリーお題」だった。
何かしらの面白い言葉・文章を書けば、ほぼOK、というもの。

気楽さはあるかもしれないが、これはこれで難しいと思う。
ある程度縛りがきつかったほうが、手掛かりが多い気もする。

ネタを書くとき、「家族」を意識した。
家族的な要素を含む議題にしよう、と。

「世間には隠しているもう一人の家族」という設定は好みだ。
すごく怪しい感じがするし、大袈裟加減が素敵だ。
「地下牢」という言葉(場所)も、空気や雰囲気が魅惑的だ。

そんなわけで、「地下牢にいるもう一人の家族」を軸とした。
そこから、以下のようなネタを書いていった。

style="color: rgb(255, 0, 0); ">・地下牢のお兄ちゃんが剣玉すごい上手になってる件

・地下牢のお爺ちゃんが腕相撲すごい強くなってる件

・地下牢のお爺ちゃんに育ててほしい野菜

・地下牢のお兄ちゃんに与えてもいい駄菓子

・地下牢のお兄ちゃんに歌ってほしいJ-POP

・地下牢のお姉ちゃんに弾いてほしいピアノソナタ

・地下牢のお婆ちゃんに読んでほしい絵本

最終的に、「J-POP」と「地下牢」の相性を気に入り、採用した。
歌っているのは「お兄ちゃん」でなくても良かったのだが、
そうであってはいけない理由もまったくなかったので、そうした。

この家では、どこからともなく歌が聞こえてくる。
それは、地下牢のお兄ちゃんの歌声だ。
他の家族は、歌ってほしい曲をリクエストしている。

犯罪的だが、平和的。
どこの家庭にも、不思議な魅力がある。

2011年3月24日木曜日

第1500回採点感想

第 1500 回のお題 (出題:べとん)
久しぶりに分度器を使用した理由

100の倍数回に訪れる御祭、50人採点。
これを見逃す手はなく「我も」と採点をした。

お題は、「道具系」と「理由系」の複合パターン。
つまり「道具をどう使うか」と「それはどうしてか」を答える。
分度器、という局所的な道具が題材なので、難易度は高いように思う。

さて、皆々はこれをどうネタ化したのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.2):約10%
2点(3.1):約45%
3点(4.0):約35%
4点(5.1):約10%
5点(6.2):僅少
6点(7.4):僅少
7点(8.7):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

「かまぼこ」ネタには余すとこなく1点を付けた。
著しい量のカブリが見られたし、普通すぎるからだ。
斬新なものがあればその限りではなかったのだが。

高い点数を付けたものが、概ね上位に入っていた。
「おもしろ」感覚のズレがないと解釈でき、安心できる。
ちなみにこれについては、データにもよく表れていた。

この回の「採点者傾向分析」を見てみると、
僕と全体との採点相関が、50人中最も高くなっていた。
��値は「0.68」で、各採点者と全体との相関の平均は「0.42」)

50人採点によって出された結果は、
通常時の10人採点に比して、客観性が高いと言える。

そこにおいて「採点者全員の平均をとった仮想的な採点者」と僕とが、
高い相関を見せたことは、僕自身が平均的感覚を有することを意味する。

それがただちに「面白いネタが書ける」ということには繋がらないが、
少なくとも「ネタボケにおいて何が面白いとされているか」という点は、
なかなかに理解ができてきている、と言ってしまっていいかもしれない。

色々と面白いデータを見ることができ、楽しかった。
採点は、勉強や感覚調整をする良い機会だ。

2011年3月22日火曜日

第1500回

第 1500 回のお題 (出題:べとん)
久しぶりに分度器を使用した理由

[14位]ジャスティス智彦

沼から出てきた時と同じ傾きで沈まないと実家に帰れない

219.38 pts [63.63](92.35%) Rate:13.93Up!!

現在のレート:1944.98(なかなか増。もうすぐ1950)


記念すべき第1500回。
「目指せ入賞、あわよくば表彰台」を掲げたが、結果は14位。
悪くはないが、惜しい位置なだけに、残念な気持ちもある。

今回のお題には、特筆すべき難しさが感じられた。
「分度器」というピンポイントの道具が題材であり、
さらには「久しぶりに」という付帯条件があったからだ。

とは言え、基本的には、「久しぶりに」は無視して良さそうだった。
すなわち「分度器はこんなところにも使える」というお題に変換可能。
もっとも、これでもまだ、十分に難しいのだけれど。

分度器の機能は、「角度を測る」という一点のみだ。
そして、道具自体は、透明(半透明)の半円形が一般的である。
この「機能」か「形状」を、うまくネタに繋げることが求められる。

僕は、ストレートに、「機能」で勝負することに決めた。
そこから色々考え、下記の投稿したネタを仕上げていった。

・沼から出てきた時と同じ傾きで沈まないと実家に帰れない

ポイントは「実家が沼の中にある」というところ。
沼から上京のように出てきた何者かが、実家に帰ろうとしている。
しかし、出てきた時と同じ角度で沈まないと(潜らないと)帰れない。

……といった感じのネタだ。
ちなみに「実家に帰れない」という文言を使ったのは、
お題の「久しぶりに」という付帯条件を意識してのことだ。

僕の認識では、「実家に帰る」という言葉(行為)には、
「久しぶり」感がほんのり含まれている、という気がする。
一般性の多寡は分からないが、そこまでズレてはないだろう。

面白さを削ぎ落してまで、お題に完璧に沿う必要はないと思うが、
やはりお題で提示された条件は、出来るだけ完全に消化したい。

次は第1501回。その次は第1502回。
気を抜かず、しかし気を張らず、良いネタを書いていこう。

2011年3月21日月曜日

第1499回

第 1499 回のお題 (出題:アナルホッケー)
「こんなんだからうちのバスケチームは弱いんだよ…」と思った理由

[66位]ジャスティス智彦

打ったシュートが全部自分のリーゼントに当たってる


38.01 pts [52.33](63.48%) Rate:4.24Down...
現在のレート:1931.06(少々減少。ここからが正念場)


連続レート上昇は「8回」でストップ。
8回中7回は二桁上昇という、猛ラッシュだった。

1800台を駆け抜け、今はもう1950に届きそうな位置。
ここらで軽く減らしておかないと罰が当たりそうな好調ぶりだ。
��負け惜しみなんかじゃないやい)

ただ、今回のネタは、そこそこの自信作だった。
やや弱いような気もしていたが、うまくまとめられた感覚はあった。

今回もレートを15程上げて、1950前後にもっていく。
そして次回(第1500回)に1位をとり、レート2000に到達。
皮算用だと理解しつつも、そんなアホらしい妄想をしていた。

しかし結果は、「ややスベり」といったところ。
僕の頭の中に描いた「面白い絵面」がうまく伝わらなかったのか。
それとも、伝わってはいるが面白いとは思われなかったのか。

投稿ネタを選定する段階では、以下のような候補があった。

1.打ったシュートが全部自分のリーゼントに当たってる

2.骨折した箇所のギプスを「せーの」で外す遊びに夢中

3.合体が下手なので、全員の身長を足した人間になれない


実は最初は、「2.」か「3.」にしよう、と思っていた。
そして、しばらく悩んだ挙句、結局「1.」を採用することにした。

明確な基準や理由は、ない。
段々と「1.」が面白いような気がしてきた、というだけ。
バカっぽいし、絵面も想像しやすいのではないかな、と。

もしかしたら、ここに落ち度があったのかもしれない。
採点者は、長い間同じネタを注視しない可能性が高いからだ。
必然的に、「だんだんと面白く感じられるネタ」は弱い。

「ネタの瞬発力」とでも言うのだろうか。
ひと目見ただけで面白さが広がる、そんなパワー。

「リーゼント」という言葉は、瞬発力に繋がりにくいのかもしれない。
よくよく考えてみると、最早笑いがとれる単語ではないようにも思える。
次にカタカナ語を使う時は、その辺りにも気をつけたい。

次回、ネタボケ第1500回記念。
目指せ入賞。あわよくば表彰台。

2011年3月19日土曜日

第1498回

第 1498 回のお題 (出題:system)
d1498.jpg
写真で一言


[12位]ジャスティス智彦

東とか西とかでボール蹴んないで

47.00 pts [66.99](94.42%) Rate:14.98Up!!

現在のレート:1935.30(なかなかに上昇。好調キープ)


もう二歩で入賞、という高順位。
手応えは微妙なネタだったので、かなりホッとした。

画像お題。
苦手意識は幾分和らいでいるが、
得意と言えるレベルでは到底ない。

サッカーのアルゼンチン代表。
左側がメッシ、右側はエインセだと思われる。
後ろに観客も写っているいるが、ピントは手前にある。

二人の選手が向かい合っているのだが、
元々どういうシーンなのか、ということが定かでない。

ゴールシーン直後で、これから抱き合って喜ぶのだろうか。
メッシがエインセに対して何かしらの注意をしているのだろうか。

エインセが喜んでいる、という解釈は完全な多数派だと思う。
口元がにやけているし、目尻も弛緩しているように見える。

問題はメッシのほうだ。
��サッカーの批評をしているような文だが、まるで違う)
怒っているのか、喜んでいるのか、どうにも判然としない。

しかしながら、こうも微妙な表情だと、恐らく採点者の皆々様も、
メッシの「喜怒哀楽」を幅広く捉えてくれるだろうことが予想された。
したがって、ネタを書く上では、好きな解釈を適用しても良さそうだった。

僕は、メッシは「怒」で、エインセが「喜」であると捉えた。
失礼ながらエインセの表情が馬鹿っぽい感じに見えたので、
その点をうまくネタに盛り込み、ストーリィを形成しようと考えた。

「間違ったことをしたのに喜ぶエインセと、それを注意するメッシ」
それが、今回、僕がネタを書いていく上で最初に決めた基礎設定だ。

そこからは比較的すんなりと決まった。
サッカーなので、「ボールを蹴る」という語句を投入。
基礎設定と繋いで、「間違ったところにボールを蹴るエインセ」とする。

次に、「間違ったところ」をどう表現するか考える。
わりと単純に、「東西南北」を当て嵌めることに決定。
「東西南北という謎の基準でボールを蹴るエインセ」という像が完成。

あとは、それをそのまま「メッシ側の台詞」に変換。
「AとかBとか」というテンプレートとの相性も考慮。
「蹴らないで」ではなく、より口語的に「蹴んないで」を採用。

こうして「東とか西とかでボール蹴んないで」になったわけだ。

そう、なったわけだ……が、納得はしていなかった。
ネタが書けたことと、それが面白いかどうかは、別の話だからだ。
正直なところ、「このネタで大丈夫だろうか」という不安が大きかった。

そこで、以下のような、他のネタも色々と書いてみた。

・相手チームの芝生食べちゃ駄目って言ったでしょ

・ゴールネット食べちゃ駄目って言ったでしょ

・なんでハーフタイムに日焼けサロン行ったんだよ

・北とか南とかを基準に動かないでくれ

・どうせならこっちの芝生を食べてくれ

・何で自転車で来ないんだよ


そして、悩んだ。ものすごく悩んだ。
最後は「もうこれでいいや」的に決めた。

結果は、12位。大いに満足だ。
前回(第1497回)の11位と順位は近いが、意味は大分違う。

高順位で安定しているように見えて、
不安定な道を進んでいる感覚と隣り合わせだ。
自信を持ってネタを出し続けられる「真の好調」には至らず、か。

2011年3月16日水曜日

第1497回

第 1497 回のお題 (出題:system)
握力が1000kgある人の悩み


[11位]ジャスティス智彦

ジグソーパズルをやるとピースがどんどん増えていく

47.11 pts [65.52](93.42%) Rate:14.65Up!!

現在のレート:1920.32(どこまで続くのか、この上昇気流)


もう一歩で入賞、という高順位。
手応えのあるネタだったので、やや悔しい。

それでも、好調は続いている、と判断できる。
そういうネタを発想し、表現できる状態が継続しているわけであり、
実際の結果(点数、順位)にもそれがきっちり反映されているのだから。

レートは1920を越えた。
まだ2000までは遠いが、心拍数は上がってきている。

今回のネタは、「ド」が付くほどの直球勝負だ。
「すごい握力」→「握ったものが崩れる」という単純な発想が基礎。
それをどういった題材に当て嵌め表現するのかが力の入れどころだった。

ジグソーパズルは、頭の中から引き出した題材ではない。
家の中にあったものが視界に入り、「これだな」と感じた結果だ。
そのとき身の回りにあったものをネタに取り入れることは少なくない。

お題の中にある「1000kg」という数字は、考慮するかどうか悩んだ。
具体的に「1000kgの握力」をネタの中で表現するわけではないが、
例えば以下のような感じで、匂いだけでも取り入れる案もあった。

・何ピースのジグソーパズルでも、やり始めると1000ピースになる

これでは説明臭いし、「1000」という数字を使っているだけであり、
それがネタとしての切れ味を増幅させることに何ら機能していない。
そう思って、「1000」は無視し、シンプルにしたのが投稿したネタだ。

「こだわり」や「流儀」のようなものを持つことは大事だと思うが、
時としてそれは、自分だけにしか意味をなさない余計なものになり得る。

スタイルを捨てることをも含有させたスタイルこそが、
臨機応変に、そして継続して良ネタを産出し続ける秘訣かもしれない。

2011年3月11日金曜日

第7幕

幕の内カップの予選リーグ第3試合目の結果が出た。
これをもって、予選リーグの最終結果が出たことになる。

僕らが所属しているM組は、以下のようになった。

maku-M-final.png

1位:正義は勝つ!
2位:明日がくれた、好き

3位:サムライチョップはパンチ力(デジタル)
4位:海坊主のかなしい泣き声が聞こえるんだ

※順位に支配的な要素順:勝点 > 本数 > 直接対決勝敗 > 得失点計

僕ら「正義は勝つ!」チームは、リーグ最終戦を5-0で勝利し、
「M組1位で予選通過」という素敵な結果を迎えることができた。

勝ちに拘りつつも、各自の正義は曲げなかった。
そしてその上での、「5」という最高本数獲得と、勝利。

嬉しい。
これは本当に嬉しい。

決して「危なげない」とは言えない戦いぶりだったけれども、
取り敢えずは、この結果だけを見ての感情を発露させたい。

良かった。本当に良かった。
嬉しい。まだ戦えることがこんなにも嬉しい。

軒並み低い下馬評、名を馳せる強い対戦相手、会議室に溢れる下ネタ。
そんな状況の中、皆で掴み取った決勝トーナメント進出の切符。

これを喜ばずして、何を喜ぶ?

何を勝利から得る?
何故に正義を掲げる?
何の為に大喜利をする?

さて、ここらで感情的な記述は終わり。
いつまでも余韻に浸っていられるような状況ではない。

決勝トーナメントの初戦(シードなので2回戦)の相手が、確定している。
そのチームの名は.......「七分袖モダンガール」だ。

強豪揃いのH組を3勝0敗で突破した、勢いのある集団。
構成メンバは以下の通り。

先鋒:カミナリ
次鋒:テズルモズル
中堅:マウスメロン。
副将:師匠
大将:カシス

利き手とは逆の手で自慰行為をする中堅のマウスメロン。氏を筆頭に、
予選での戦いぶりを見ても、爆発力がある面々が揃っている印象だ。
「チーム戦」の利を存分に享受しているようにも思える。

「どこそこが相手だったら良かったのに」とは思わないが、
「できることならココとは当たりたくなかった」とは思う。

「正義は勝つ!」 VS 「七分袖モダンガール」

どうにか、恥ずかしくない戦いをしたい。
点数や本数という意味でも、自分達がそう思えるかどうかという意味でも。

そして、楽しみたい。
このチームで臨む、決勝トーナメントの舞台を。

2011年3月8日火曜日

第1496回

第 1496 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1496.jpg
画像で一言

[21位]ジャスティス智彦

来るとき自転車ガクンってなった凹み、帰りに探したけど見つかんない

44.11 pts [61.84](87.80%) Rate:12.10Up!!

現在のレート:1905.66(よし、きた。流れのままに1900台到達)


とりあえず結果だけ。
後程追記。

-------------------

さて、追記開始。
因みに、追記のタイミングは適当。

まず、ネタの振り返りから書く。
レートの話や最近の調子の話は、長くなりそうだから後回し。

今回は、ネタに使える情報が少ないお題だったように思う。
「橋」「暗い雰囲気」「自転車に乗った人」ぐらいだろうか。
ぼんやりとした、掴みどころの無い画像、という印象だ。

当初は全体像に対してビシッと意味付けをしようとしていたが、
結局良い発想が浮かばず、「自転車あるある」に落ち着かせた。
数少ない手掛かりから1つを選択し、それに頼り切る、という判断だ。

アホっぽく、どこかほのぼのとしたネタを書いたのは、
画像全体から醸し出される「暗さ」を意識してのこと。
「逆を取る」というアプローチは、僕が好んで使うものだ。

特別自信があったわけではないけれど、
「こんなもんかな」と感じた「最近の僕」を信じた。
結果的に良い順位だったので、間違いではなかったなと安心した。

さて、ここからは喜ぼう。
そして、気を引き締めよう。

何はともあれ、レート1900を越えたことに喜々としたい。
最近は、少し怖くなるほどすんなりレートが上がっていく。
特に1800から1900にかけては異様に早かった。

色々とこれまでの道のりを振り返りたいところだけれど、
1900は中途半端なので、今はまだそういったことは書かない。
��本当は書いたのだけれど、「違うな」と思って全部消した)

2000に行きたい。
今はまだ分不相応かもしれない。
でも、2000に行ってみたい。

「レート2000」

すごくいい響き。
なんて魅力的。

ネタボケ登録者数は累計で3000近くを数えているが、
その中でレート2000に到達したのは100人に満たない。

同じルール下で競って上位3%程度しか到達できない領域。
該当者たちがどう思っているかは知らないが、これはすごいことだ。

少し前までの僕にとって「その数値」「そのレベル」は、
「選ばれし者しか到達できないところ」と同義だった。
でも、今は、もう、少しずつ、現実味を帯びてきている。

少し振り返ってから、前を見て、上を見て、グッと拳を握る。
今の僕を描写するとしたら、そんな感じかもしれない。

2011年3月5日土曜日

第1495回

第 1495 回のお題 (出題:愛染 翔子)
耳を疑った募金の呼びかけ


[7位]ジャスティス智彦

猫背島の子供達をピンとした背筋をプレゼントしたいのです

45.91 pts [66.00](96.27%) Rate:23.35Up!!

現在のレート:1893.56(ハイペース上昇継続中。1900まだあと少し)


おいおい、まじか。
もはや驚くことしかできない。

ここにきての7位入賞。
どこまで続く、この好調の波。

さて、何はともあれ、今回のネタについて、語ろう。

誤字がある。
もう、それにつきる。
助詞(てにをは)をミスしている。

本来「猫背島の子供達"に"」とすべきところが、
「猫背島の子供達"を"」になってしまっている。
文章として、意味が通らなくなっているわけだから、本来なら致命的だ。

ただ、採点者の皆様方がしっかり修正して解釈してくれたのか、
あるいは、お題の「耳を疑った」に沿った狙いだと思ってくれたのか、
指摘がないどころか、入賞レベルの点数を付けてもらっている。

だが、これで調子に乗って、大事なことを忘れてはいけない。
誤字をしたということは紛れもない事実なのだから、
しかと反省し、同じ失敗を繰り返さないようにしなければならない。

今回のミスの原因は、締切間際のネタ差し替えだ。
もう残り1分を切っているときに、急に「あ」と思い立ち、
急いでタカタカとタイプをし、セットされていたネタに上書きをした。

これは、愚行であると言わざるを得ない。
瞬間的な思い付きに身を委ねるということも問題な上に、
タイミング的に、再検討も修正も不可能なわけなのだから。

本当に、最近は、ことネタボケに関しては、運が良すぎる。
長いことやっているとこんなこともあるんだな、という感じだ。

ちなみに、直前に上書きされ、没となったネタは、下記の通り。

・鉛筆島の子供達にシャープなペンをプレゼントしたいのです

大して変わらないように見えて、かなりの差がある。
これを投稿していたら、誤字はなくとも、順位は悪かっただろう。

ついでに、この回の他の没ネタも載せておく。
何故かハッチャけたものが多い。

・ウホウホウホウホ!!!

・ドーはドーナツーのドー♪ レーは募金くれー♪

・クレクレタコラ

・人に! 小銭を!! 投げたいっ!!!


以前の僕だったら、この中のどれかを投稿していただろう。
今は大喜利の「競技性」に執心しているので、さすがにこの路線は難しい。

2011年2月28日月曜日

第1494回

第 1494 回のお題 (出題:アナルホッケー)
電気屋のブラックリストに載ってる人はこんな人


[18位]ジャスティス智彦

店の入口で黒こげのトースト配ってる

45.20 pts [63.70](89.44%) Rate:13.57Up!!

現在のレート:1870.21(またまたなかなか増加。近付く1900)


引き続き、高順位。
レート1870を越え、あと30程で1900に届く。

考えてみると、随分と遠くへ来たものだ。
��似たような歌詞がある気がするがまったくの偶然)

レート1900、か。
どうにも「不思議さ」を感じている。
自分がその頂に近付いている、という事実に。

相変わらず、歩き心地が悪い。
そろそろ、落とし穴がありそうな気がする。

こう書くと、保険のようにも見える。
スベッたとき、「まあ、予想してたし」みたいに言えるから。
だがしかし、「スベってもいい」などとは、決して思っていない。

大喜利をやっている人は、恐らく誰一人として、
スベることを望んでなどいないだろう。
仮に望んでいたとしても、それは後にウケるためのスベりだ。

僕も、いつだって、「面白いと思われたいな」と思っている。
それでミスをすることもあれば、願い叶わぬことも多いけれど。

さて、投稿したネタの内容に触れよう。

「店の入口で"何か"を配っている」というフォーマットにはすぐ至った。
「入口」や「配る」は、わりとよく使われるようにも思える。
今回は、恥ずかしながら、便利な言葉に頼ろうかな、と判断したわけだ。

配るものは、何がいいだろうか。
これについては、少々悩んだ。

あまり突飛なものでも駄目だし、軽すぎるものでも駄目な気がした。
電気屋と関連がありそうで、なおかつブラックリストに載りそうなもの。

結局、何となくで選んだ。
「"黒こげのトースト"あたりかな」と。
この辺りは、感覚である。

感覚で選んで、悪い順位にならないことは、
「センスが良い」か「運が良い」かのどちらかだろう。

今回は、明らかに後者だ。
採点者のラインナップに救われた気がする。

好調の時は、こういうところも、調子が良い。

2011年2月27日日曜日

twitterを始めてみることにした

只今、2011年2月26日(土)の朝。

twitterを始めてみることにした。
アカウントは「@justomo」である。

最近、自分の中で「ネット大喜利」が大きくなっていくのを感じる。
こんなに重要なものだったかな、と自分でも驚く。
もう長いことやっているのに、今頃こうなるとは、不思議なものだ。

今まで、1つのサイトで淡々
とネタを書いてきたけれど、
今年度中頃から、徐々に活動を広げていっている。

大会に出たり、他のサイトに顔を出したり。
ブログを始めたことも、その一環だろう。

特に明確な目的があるわけではない。
何となく、そこに面白味がある気がしただけ。

活動範囲を広げることで、色々と問題が生じるかもしれない。
例えば、誰かに嫌われたり、うざがられたり、迷惑がられたり。

ただ、それを恐れていたら、何もできない。
諍いが起こっても、そこから様々なことを学んでいけばいい。

twitterをどう使っていくかの指針は未定だけれど、
ブログとの住み分けを上手い具合にやっていきたい。

取りあえず、ブログの更新を疎かにしないように注意しなければ。
twitterのほうが便利そうなのだが、あくまで拠点は此処。

天気は晴れ。風がやや強い。

2011年2月25日金曜日

第1493回

第 1493 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
台所に行った母が呆然と立ち尽くしているのはなぜですか?


[19位]ジャスティス智彦

人参の尖った部分がおでこに当たってて前に進めない

44.43 pts [61.95](88.24%) Rate:13.83Up!!

現在のレート:1856.64(なかなか増加。さらりと1850越え達成)


引き続き、好順位。
レートが1850を突破した。

ここのところの良い流れは一体何なのだろうか。
少し心地悪い気すらしている。

今回のネタには、正直なところ苦しさを感じていた。
「良い順位がとれそうだ」という自信は無かった。

悪くはないと思うのだが、インパクトが足りていない。
淡白にそれっぽいことが書いてあるような、そんなネタだ。
多分、1ヶ月も経ったら自分でも思い出せなくなるだろう。

自分が投稿したネタについては、結構よく覚えている。
正確には、お題を見れば、自分が何を書いたか思い出せる。
それはきっと、自分が頭を痛めて出したものだからだろう。

他の人のネタについては、あまり覚えていない。
しかし、ずっと忘れられないようなネタも幾つかある。
自分の頭から出たわけではないのに、頭の中に残り続けている。

これは、すごいことだ。
それだけそのネタが、僕に「刺さっている」わけなのだから。

さて、果たして僕のネタは、誰かの記憶に残っているだろうか。
それは一体、いつ書いた、どんなネタなのだろうか。

ネタも記憶も、大事なもの以外は取捨選択されてしまう。
「選ばれる」ということは、非常に尊い。

2011年2月23日水曜日

第6幕

幕の内カップのエントリィ追加は予選終了後を予定していたけれど、
何やら面白い展開になってきたので、一旦軽く書くことにした。

予選リーグは第2試合まで終了。
現在、第3試合の投稿期間中。

僕らが所属しているM組は、以下のような状況。

maku-M.jpg


全チームが1勝1敗の勝点3。
リーグ表の白星と黒星が綺麗に並んでいる。

次の試合に勝てば決勝トーナメントへ。
負ければ予選敗退確定。
非常に分かりやすい。

そして、第3試合の組み合わせは以下の通り。

正義は勝つ! VS サムライチョップはパンチ力(デジタル)
明日がくれた、好き VS 海坊主のかなしい泣き声が聞こえるんだ

1試合目と2試合目の戦いぶりを見た限りでは、
僕らの対戦相手「サムチョ」チームは、やり手な印象。
安定感もあるし、「もう1点」も結構取っている。

ちょっと分が悪いかな、という感じだけれど、
それは物事を長期的に捉えた場合なので、大丈夫。
「この1戦」に限っては、どうなってもおかしくはない。

精一杯ネタを考えて、推敲に推敲を重ねる。
そして、「これだ」というものを創り上げる。
やるべきことは、いつだって単純だ。

それに、後ろ向きな話は良くないかもしれないが、
たとえ第3試合に負け、予選で敗退してしまっても、
僕は胸を張って「悔い無し」と言えると思う。

チームを組んで、大将になって、
この大会に挑めて、本当に楽しめている。
それだけで、もう、十分満足できているんだ。

でも、勝つよ。

チーム解散には、まだ時期尚早なはず。
僕はまだまだ、このチームで戦っていたい。

だから、勝つ。


正義は勝つ!

2011年2月21日月曜日

第1492回

第 1492 回のお題 (出題:愛染 翔子)
アイドルに送るファンレターに書いた余計なアドバイス


[3位]ジャスティス智彦

瓦礫の下から助けを呼ぶ時はヒット曲を歌ったほうがいい

53.40 pts [72.14](98.35%) Rate:31.56Up!!

現在のレート:1842.81(グンと増進。1850が急接近)


表彰台。予想外。嬉しい。
好調の波が裏でまだ継続しているのだろうか。

「Latest 10 Stage Deviation Value」も5位という高順位。
ここ10回の安定感が、きっちり反映された形だ。

後でまた追記。

-------------------

だいぶ間が空いてしまったが、追記を開始。
しかし、特に書くことが思い付かないので、没ネタを並べていく。

・宇宙で踊るときは空気が無いことに気を付けるべき

最初に思いついて、「いけるかな」という感触があったのだが、
過去ネタを検索したら似たようなものがあったので回避したネタ。
その「似たようなもの」は、下記のネタ。

第 298 回のお題 (出題:かき)
初キスの時に大切なことを教えてください


[9位]まったり
宇宙でキスする時には空気の奪い合いになるので気をつけろ!

やや神経質になりすぎたかもしれないが、似ていることは事実。
大人しく「没」としたほうが良いと判断した。

・海中で踊るときは服が重くなることを考慮すべき

「宇宙」から「海中」に変えただけ。
進歩がないし、他人様の過去ネタを焼き直す感じになるので没。

・下着は僕の店で買ったほうがいい

これを思い付いたときは、「決まりかな」という心模様だった。
しかし、普通に変態っぽいだけだということに気付き、却下。

・死体を埋めるときは深い穴を掘ったほうがいい

この辺りから、発想の質に明らかな変化が生じている。
こういう感じでは点が取れないだろうなと思い、却下。

・人を轢いたら逃げたほうがいい

場合によっては、逃げたほうが量刑が軽くなるとかならないとか。
酔っていたら、一旦逃げて醒まして……ということかも。
ただそれは、人として間違っている。

・一審で負けたら控訴したほうがいい

恐らく「人を轢く」から「裁判」への連想。
控訴しないほうがスムーズ。

・住居に火を放たれたら消防車を呼んだほうがいい

自分で消せそうなら呼ばなくてもいい。
「当たり前のこと」をネタとして書く流れはたまにある。

・迷惑なファンは銃で撃ったほうがいい

駄目。

メモ帳を見直すと、他にも結構色々なネタが書いてあった。
しかし、大半は何が言いたいのか分からない奇妙なものだった。

そんな中で、投稿したネタは上位をとることができたので、
今回は取捨選択を間違えなかった、と言っていいかもしれない。

代替案を幾つか挙げ、客観的に見極めて意思決定をする。
大喜利以外でも、これはとても大事。

2011年2月19日土曜日

第1491回

第 1491 回のお題 (出題:アナルホッケー)
日本には八百万の神様がいると言われていますが、中にはしょうもない神様もいるはずです。どんな神様?


[38位]ジャスティス智彦

その神様を知ったのは、僕がまだ小学生の時でした。

当時、朝の登校時間に校門付近の歩道で液状の大便が発見され、
パニックが起こって1時間目が中止になるという事件がありました。

大便は、雨後の水溜りのように広がっており、その規模は、
数人の児童が飛び越えゲームに参加したことを後悔する程でした。

悪臭のため気分を悪くする子供が続出したこともあって、
すぐに先生方を中心とした学校側の対処が始まりましたが、
汚物を綺麗に片付けただけでは、事件は片付きませんでした。

大便が、犬猫のものではなく、明らかに人間のソレだったからです。

そうした知覚がなされたのには、3つの根拠がありました。

��つ、見た目の質感。
��つ、目撃者の存在。
��つ、磯部君のお母さん。

磯部君のお母さんは、早朝から自主的に地域パトロールをするような、
とても立派な女性だったのですが、一部の心ない人達からは、
明け方に近所を徘徊する薄気味悪い人だと認識されていました。

徘徊中に街路樹や道端の草花に水分を分け与えているということも、
犬の散歩等をしていた人達を発信源として、噂になっていました。

そのような話は僕達小学生の耳にも入ってきていたので、
校門大便事件の朝、磯部君に中傷の矛先が向けられてしまいました。

「あのウンコ、お前のかーちゃんがしたんだろ」
「人糞おばさん!人糞おばさん!人糞おばさん!」

喧嘩の強い磯部君が数人を泣かせたことで騒ぎはさらに大きくなり、
ついには、一旦全校児童が校庭に出されるという事態になりました。
お天道様の下で照らされる、子供達の不安や戸惑いに満ちた顔。

そんな混乱状態を終息させたのは、校長先生でした。
朝礼台から発せられた校長先生の一言が、すべてを解決したのです。

「あれは、神様のウンチです」

みんな、笑いました。
磯部君も、笑いました。

―― 糞漏大神(くそもらすおおみかみ)――

通学路に巨大なウンチをするようなしょうもない神様ですが、
みんなが幸せになったので、きっと良い神様なのだと、僕は思います。

40.90 pts [56.58](73.76%) Rate:6.45Up!!

現在のレート:1811.25(少々増。一応、最高レート更新)


久しぶりに長文を書いた。
50行という縛りのギリギリまで使う、フル長文。
歌詞等とは違う、その名の通りの「長い文章」だ。

この意思決定の根本は、ひとつの駄洒落を思い付いたことにある。
その駄洒落とは、オチとなっている「糞漏大神(くそもらすおおみかみ)」だ。
御存知「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が元ネタである。

初めは、「糞漏大神(くそもらすおおみかみ)」のみで勝負しようかと思った。
だが、さすがにそれは無謀すぎるなと踏み止まり、装飾を加えることにした。
そして、色々足している内に、どうせなら長文にしよう、となったわけだ。

すり身氏が「事実に基づいてるのかなあ気になる」とコメントしていた。
答えを明かすと、「話自体は100%創作」である。

ただ、創作といっても、ファンタジィとは違って書きやすい。
要素要素は「あるある」を使っているだけだからだ。

・学校の周りを徘徊する不審者
・臨時で校庭に集められる児童
・校長先生の気の利いた一言
・道端に落ちている人糞
・若干変な友達のお母さん

上記のような「小学生時代によくある話」を適当に組み合わせていき、
用意されたオチに向かって淡々と文章を構成していっただけである。
��そういう意味では、創作度は30~50%程度かもしれない)

結果は38位だったが、これは仕方ないかな、と受け止めている。
理由は、1位をとった井脇ノブ子氏のネタにある。

僕が今回書いたネタは、とことんの「理詰め」であり、
また、長々と平叙文を書き、最後にオトすという流れのものだ。

オチの前に「お天道様の下で照らされる」という文章を入れることで、
ネタを読んでいる人の頭に無意識的に「天照」という言葉を想起させ、
その後の「糞漏」を効果的に響かせる、という謎の仕掛けも設置している。
��全くの無意味だとは思うが、気分的にそうしたかった)

一方、井脇ノブ子氏のネタは、初めから終わりまで一定リズムで突っ走り、
切れ味抜群の言葉を惜しげもなくどんどん繰り出していく感性型のネタだ。
��表面的にはそう見えても、ネタ作成の裏側は理詰めなのかもしれないが)

これが大喜利でなく新聞社主催のエッセーコンテストだったら、
おそらく僕が書いたような文章形態が優位だっただろう。
しかし、僕らが戦っている場所は、紛れもなく大喜利の舞台だ。

いかに面白いことを沢山書くか。
いかに感性鋭いネタを書くか。
それが何よりも大事な評価対象であることは、周知の事実だ。

採点者の面子による影響も多少あるのかもしれないが、
綺麗な感じの長文は、恐らく今のネタボケには通じない。
そのことが、確かめられたように思う。

今回は、「僕が得意な書き方」に頼り過ぎた。
しばらく長文ネタは書かないかもしれないが、
次に書くときは、その時のネタボケにしっかりと合わせていきたい。

第1490回採点感想

第 1490 回のお題 (出題:アジアンバーゲン)
��00年ぶりに目を覚ました人が最初に言った一言


例によって、10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
もうすっかり習慣化されており、良い傾向だな、と感じる。

お題は、特定シチュエーションでの一言を解答させるパターン。
いわゆる「一言系」と呼ばれるもので、今回はその典型だろう。

「100年ぶり」という設定をうまく活かすことは難しいと思われ、
変に歴史的な出来事や時間的な要素を入れないほうが良さそうだった。
ゆえに、「長い間寝ていた後の寝起きの面白一言」の競争が予想された。

さて、皆々はこれをどうネタ化したのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.4):約10%
2点(3.3):約65%
3点(4.4):約20%
4点(5.6):約5%
5点(6.8):僅少
6点(8.2):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

かなり下方に偏った分布となってしまったように思うが、
素直に点数を付けた結果なので、許容していただきたい。

僕が今回最高評点を付けたネタは、見事に1位となっていた。
その事実だけを考えれば、「ツボズレ」はなかったと言える。

しかし、5点(6.8)を付けたネタは、散々だった。
以下が、該当するものだ。

-------------------
[60位]タンソちゃん

音が聞こえる。そっと耳をすます。ガヤガヤと騒がしい。
鼻が利く。静かに鼻をならす。なんだろう、土臭い。
光を感じる。重々しく瞼を開ける。

目の前に広がる たくさんのライト、ライト、ライト・・。

「ボクハ・・ソウ、ボクハ内野手!!井端!!」

100年ぶりの覚醒。レーシック失敗でどうなる事やらと
生涯のパートナー荒木をアタフタさせた彼が、100年ぶりに復活した。

名古屋ドームにて、最強の二遊間復活の瞬間であった。

-------------------
[139位]巻き納豆

田村で金。
谷でも金。
100年ぶりに目を覚ましても金。

-------------------

これは、僕が野球好きで、パロディ好きなことが原因だろう。
特に巻き納豆氏のネタは、かなり良く見るテンプレートなのだが、
それでも面白味を感じてしまう程、お気に入りの三段である。

よく見るテンプレートや既視感ばりばりのネタについては、
本来ならば自動的に低い点数を付けるべきなのかもしれないが、
採点中に抱いた「面白い」というその感情は、やはり優先させたい。

話は替わるが、今回、カブリが異様に多かった。
寝起きというシチュエーションの日常性の高さが原因だろうか。

採点作業が効率的にこなせるという点でカブりは歓迎しつつも、
それと同時に自分のネタはカブらないようにしなければと感じた。

2011年2月18日金曜日

第1490回

第 1490 回のお題 (出題:アジアンバーゲン)
��00年ぶりに目を覚ました人が最初に言った一言

[72位]ジャスティス智彦

寝始めたときはオラウータンでした


37.37 pts [51.88](58.24%) Rate:4.3Down...

現在のレート:1804.80(少々減。1800を切らなかったのは良い)


とうとう、連続レート上昇が止まった。
第1483回から第1489回までの7連続アップが最終記録。
数値的には1699.86から1809.10までの109.24の上昇。

残念な気持ちも強いが、まあ満足していいのかな、とも思う。
しかしながら、まだ比較的レートを上げやすい位置にいるわけなので、
鼻を高くすることなど到底できないということを、自分に言い聞かせたい。

前回書いたように、ここ最近はネタが説明臭くなっ
ていた。
それは「削りすぎによるスベり」を恐れていたことが原因なわけだが、
今回はどうも、その反動で意識的に削りすぎたかもしれない。

以下のように、もう少し説明臭くする余地も多分にあった。

・オラウータンとして寝て、人間として目覚めました
・寝始めたときはオラウータンだったはずなんですが

うーん、これでも面白くない。
そもそも、「寝ている間に進化」という基礎が駄目だったのか。

どうもまた、やってしまったらしい。
書き方に意識を向け過ぎ、本質的な部分の追求が甘くなるパターンを。

幸いにも、軽くスベッた程度で済んでいる。
それに、このレベルでも「スベッた」と思えているところが成長だ。
以前なら「半分より上にはなれた」という思考をしていたように思う。

自分が1800台の戦士であることの自覚。
そして、それ相応の意識。

そんな些細な矜持を、良いネタを生む原動力にしていきたい。

2011年2月16日水曜日

第1489回

第 1489 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
こんな奴と一緒に脱獄はしたくない

[44位]ジャスティス智彦

逃走中に「エネルギーガキレマシタ」とかいって電気椅子で充電始める

40.39 pts [56.77](76.63%) Rate:7.73Up!!

現在のレート:1809.10(やや増えた程度。でも最高レート更新)


なんとか新しい天井をつくることができた。
しかしながら、まだ1800をちょっと越えた程度。
上位組の仲間入りには遠い。

好調は、好調を自覚した時点で、歯車が狂う気がする。
無心であればよいものの、意識をすることで、おかしくなる。

バスケットのフリースローなどが、顕著な例だろう。
連続で入っているときは、外す気が一切しないし、事実、外さない。
けれど、「失敗していない」ということを意識すると、途端に入らなくなる。

ネタを考える場合は、フリースローのように肉体を統制する必要もなく、
ある程度時間をかけて吟味することができるので、調子の狂いは小さいが、
それでも、余計な感情が湧いてきては、ネタに口出しを始めることがある。

今回投稿したネタは、長すぎるな、と自分で思っている。
そして、長くなってしまったのは、先述の「余計な感情」の所為である。

分かりやすくしよう。
解釈がブレないようにしよう。
きちっと状況が見えるようにしよう。

そのように強く思いすぎてしまい、結局駄目なネタが出来上がる。
「説明不足でスベる」という事態を、必要以上に恐れてしまうわけだ。

安全策と言えば聞こえはいいが、臆病すぎやしないか?
冒険心を捨ててまで、守るべきものがあるのか?
僕は、現状のレート水準で満足しているのか?

いや、していない。
見ているのは、もっと上だ。
目指しているのは、もっと先だ。

いずれはスベる。
それは間違いない。

だったら、どうせなら、勝負してスベろうじゃないか。

2011年2月13日日曜日

第1488回

第 1488 回のお題 (出題:風の迷路)
「悪口選手権子どもの部」で優勝した一言


[12位]ジャスティス智彦

ヤッホー、ヤッホー……ね、戻ってきたでしょ?おじさんの投資と違ってさ

46.22 pts [62.86](90.83%) Rate:17.12Up!!

現在のレート:1801.37(やっとここまで戻ってこれた)


引き続き、高順位を取ることができた。
自分の天井レートである1803.19まで、あと少し。

レートが高くなるにつれて、レートを上げることは難儀になる。
そうした構造下において、どこまで頑張れるだろうか。
ギリギリまで輪ゴムを伸ばしていくような、そんな感覚だ。

さて、今回投稿したネタの話をしよう。

ネタを書くとき、いつも以上に慎重に、そして丁寧になった。
自分の臆病さや心配性な部分が、ネタの表面に浮き出ている。

発想自体には、「平凡」の一言を浴びせていい。
子供が大人に悪口を言うとき、甲斐性はテーマになりやすい。

「山彦」の「返ってくる(戻ってくる)」という性質の利用も、頻出だ。
類似した性質をもつ物事を象徴的に表現したいとき、重宝されている。

したがって、丁寧さや慎重さが注ぎ込まれたのは、書き方の部分だ。
発想よりも書き方に重点を置いたのは、お題の特性を考慮した結果である。

「悪口」は、「内容」よりも「言い方」が重要であると、僕は考えた。
「皮肉」や「ブラックジョーク」としての質が、点数に繋がるだろう、と。
「何を悪く言うか」ではなく「どのように悪く言うか」がポイントだろう、と。

投稿したネタを単純化すると、以下のようになる。

「おじさんって、投資下手糞だよね」

これが、「言い方(書き方)」の変化で、以下のようになる。

「ヤッホー、ヤッホー……ね、戻ってきたでしょ?おじさんの投資と違ってさ」

最終的にこの形に決めるまで、言葉や文構造を色々と捏ね繰り回した。
「ネタを"書く"」ということを、すごく意識させられたように思う。

身体的な表現系が完全に排除される(ネット)大喜利は、やはり面白い。
ネタ作成の過程が楽しいから、僕は大喜利を続けているのかもしれない。

2011年2月9日水曜日

第1487回

第 1487 回のお題 (出題:wool)
空が飛べるようになったらまず最初にこれをやる


[25位]ジャスティス智彦

抵抗を減らすためにワキ毛を剃る

42.74 pts [61.26](87.03%) Rate:15.08Up!!

現在のレート:1784.24(なかなか増。やっと再びの1800が見えてきた)


調子が良い。
そう断言していい気がする。

これまでは、半信半疑な部分があった。
「調子が悪いということは決してないが、安心はできない」ぐらいだろうか。
遠回しな言葉で景気回復宣言を渋る専門家のような感じだ。

しかし、今回で5回連続のレート上昇。
20.78up→13.90up→28.18up→6.44up→15.08upという推移。
一気に「Latest 10 Stage Deviation Value」の20位にも入った。

これはもう、調子が良いということにしてもいいと思われる。
第1482回で大スベリしてレートが1700を切ったが、
やっと自分が過去につくった自分の天井に再見できそうだ。

さて、今回のネタは、僕自身は「あるある系」のつもりで書いた。
「空が飛べるようになった人がやりそうなこと」だ。

改めて自分のネタを見て、思った。
「抵抗」じゃなくて「空気抵抗」のほうが良かったな、と。
「ワキ毛」じゃなくて「ヒゲ」のほうが良かったな、と。

「空気抵抗を減らすためにヒゲを剃る」

うむ。こちらのほうが良いのではなかろうか。
もう、遅いけれど。

ただ、修正版のネタのほうが、25位っぽい。
投稿したネタは、もっと低い順位でもおかしくなかった。
25位は、ポテンシャルから考えられる期待順位範囲の最上部だろう。

いま、「期待順位範囲」という言葉を使った。
換言すれば、「そのネタが取る可能性のある順位の上限から下限」だ。

こうした概念を用意することは、好きである。
言葉遊びも好きなので、「い」で韻を踏んだ。

レートは上がり、調子は良い。
そのことで、僕は緊張状態にある。
恐怖心が増幅されている、といってもいいかもしれない。

そう、つまり、大喜利の腕を磨く絶好の機会だ。
「良いネタを書かなければならない中で、良いネタを書く」
それができれば、きっと「すごさ」を身につけられるだろう。

さあ、そろそろ次の回のネタを考え始めようか。

2011年2月8日火曜日

第1486回

第 1486 回のお題 (出題:アナルホッケー)
金さえ払えば何でもやってくれる人が100円でやってくれること

[41位]ジャスティス智彦

葉書に乗って宛先まで飛んでくれる

41.71 pts [56.46](72.79%) Rate:6.44Up!!
現在のレート:1769.16(控えめに増。失速感はあるがまあよし)


数字が入っているお題は難しい。
そんな印象が、僕にはある。

その理由は、僕の「なるべくお題に沿いたい」という面が強く出て、
数字が示している、その"値(あたい)"を重く捉えてしまうからだ。

近い過去だと、第1450回がこのタイプに該当する。
その時のお題と僕の対応を、以下に載せる。

第 1450 回のお題 (出題:アナルホッケー)
��Q700の人がしそうなこと

[22位]ジャスティス智彦

サイコロを振って出た目を100倍したIQで一日過ごす


この時は、「700」という数字の意味を重く捉えすぎた。
思考の自由が縛られ、窮屈な発想しか出ずに苦戦した。
��その状況は楽しかったし、最終的に良い結果も出たのだが)

今回も、「100円」という値(値段、額)に苦労した。
「何でもやってくれる」ということへの着目ではなく、
「100円で」ということへの着目から思考を始めた。

��00円ぐらいの商品。
��00円ぐらいのサービス。
��00円ぐらいの価値がある物事。

そして出した答えが、「切手」だった。
今回のネタは、「切手」をモチーフにしていたわけだ。

通常、葉書には、50円切手を貼る。
��葉書自体に50円切手相当の印刷がされている場合もある)
そして、郵便ポストへ投函することで、宛先へと届けられる。

「何でもやってくれる人」が100円でやってくれることは、
これの代替である、という捉え方をして、ネタとして表現した。

切手が貼られていない葉書をその人のところに持っていき、100円を渡す。
するとその人は葉書にペタっと貼り付いて、宛先まで飛んでいく。

やや幻想的、あるいは非現実的な様相に仕上がってしまったが、
自分の中では100円というリアリティに拘ったつもりだ。

ただ、今回のようなアプローチは、危険な気もしている。
現実性よりも想像性のほうがよほど広大で、無限で、面白いからだ。

「実際に100円ぐらいの物事」を発想の土台にするのではなく、
「なんかしらんが100円っぽいもの」を自由に発想したほうが良い。
現実では全く知らない物事で相手に100円を感じさせるのが、本当の力だ。

結果自体は、まあこんなところかな、という感触だ。
ここのところ調子が良いので、スベらなくて良かったという安心が強い。
レートを下げないことが、レートを上げる為の第一歩だ。

2011年2月2日水曜日

第1485回

第 1485 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1485.jpg

[4位]ジャスティス智彦

撮った写真で穴をふさぐ

47.53 pts [70.59](97.03%) Rate:28.18Up!!

現在のレート:1762.72(順調な回復具合。ちょっと緊張してきた)


入賞する自信はあった。
表彰台にいくんじゃないかな、という感覚もあった。

採点期間中にネタ一覧を眺めたところ(大雑把に)、
「これには負けるかも」というネタは1つしかなかった。

結果は4位。
「嬉しい:残念」が「4:6」という感じだ。

因みに「これには負けるかも」と思っていたネタは、1位だった。

とりあえず簡単な感想は上述。
あとで追記する予定。

-------------------

だいぶ遅ればせながら追記。
間が空いた影響が出るかもしれないが、気にせず書いていく。

「表彰台にいくだろう」という自己評価は、過信だったのだろうか。
この回に投稿した自分のネタを振り返りながら、検証したい。

お題画像の特徴は、以下の2つに集約される。

1.犬が壁面に空いた穴から顔(頭)と前足を出している
2.それを少女がファインダを覗き写真におさめようとしている

その他にも、舞台が外国(恐らく欧米)だろうということ、
少女の容姿、犬の容姿、全体のモノクロ加減などの要素はあるが、
概ね「1.」「2.」に補助的に関わってくる程度だと思われた。

僕は、例によって、「お題をできるだけ活かそう」と考えた。
��そう考えないときもあるが、高確率で考える側に思考は寄る)

しばらく考えて、次のような発想が出てきた。
「犬の写真を犬がいる位置(穴)に貼ると、良い画になりそうだ」

今まで犬の顔があった場所に、犬の顔がアップになった写真が貼られる。
すると、ちょっとしたトリックアート(この言葉はNGワード)のようになる。

これだな、と思った。
このネタでいけば間違いないだろう、と。

「写真を撮る少女」「穴から顔を出す犬」
この二大要素を余すことなく活かし、かつ画的にも良い。
「しっくり嵌まった良いネタが書けた」と、かなり高い自己評価を下していた。

そして、4位。
ううむ、確かに、4位ぐらいのネタかもしれない。
省察してみると、そこまでの破壊力や面白さはなかった気がしてきた。

この変化は、時間の経過によって客観性が増した所為だろうか。
それとも、4位という事実を受けて価値観が矯正された所為だろうか。

いずれにせよ、たとえ表彰台にのぼれていたとしても、
ぎりぎりなんとかやっとこさ、という感じだったに違いない。
そう考えると、4位になったことは、何ら不思議ではない。

結果的に4位となったネタであっても、そうはならなかった可能性を含む。
つまり、「1~7位ぐらいに位置しそうなネタ」だったということだ。

確実に表彰台を取るためには、それ相応のネタが必要だ。
「どう転んでも表彰台」という、高い位置で安定するネタが。

今回のネタは、そうではなかった。
多くの採点者を笑わせる力がなかった。
だから4位。納得の4位。

��位のネタが、べとん氏のものだと知って、驚いた。
「こういう引き出しもあるのか」という驚きだ。
器用な人だとは思っていたが、あの方向でもネタを書けるとは。

特に驚いたのは、「三脚」「三親等」のくだりだ。
あの発想が何なのか、どこから出てきたのか、不思議でならない。
犬が家の中で三回折れ曲がっていることの伏線なのだろうか。

ふと、以下のような話を思い出した。

面白い短編小説を書ける人は、面
白い長編小説も書ける。
面白い長編小説を書ける人が、面白い短編小説を書けるとは限らない。

べとん氏が長文で1位をとったのは、こういうことなのかもしれない。

僕も頑張ろう、と思った。
長文で対抗する、という意味ではない。

「ジャス智ってこんなネタも書けるんだ」
そう思われるネタを書こう、という意気込みだ。

2011年1月31日月曜日

第1484回

第 1484 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1484.jpg
画像で一言

[32位]ジャスティス智彦

ハッピーセット

42.98 pts [59.04](82.87%) Rate:13.90Up!!

現在のレート:1734.54(よしよし。この調子でまずは1750越えへ)


ほっとした。
嗚呼よかった。

「お題を見た瞬間思いついたネタを投稿する」
この行為は、甘美的だが、相当に危険である。
これまでにも、自分の初期発想には数々の苦汁を舐めさせられてきた。

しかも画像お題。
苦手×衝動投稿=3桁順位、という図式が見え隠れ。

それでも投稿を回避できない。
「発想の魔力」の上位版、「初期発想の魔力」だ。

ネタ自体は、「逆を取る」という典型的アプローチ。
「寂しい献立」⇒「ハッピーセット」という展開。

そこそこの順位に落ち着いてくれたのは、相性の良さだろう。
お題画像にわりとぴったり嵌まってくれたかな、という気がする。
絵画のタイトルを付けるような感じだろうか。

さて、この回でネタボケ投稿回数が333となった。
ゾロ目にメモリアル性を感じる人は、ギャンブル好きな気がする。

第1483回

第 1483 回のお題 (出題:時間よ揉まれ)
いきなり殴られたけど、こう言われたら納得するしかない


[13位]ジャスティス智彦

イチ!ジュウ!ヒャク!セン!マン!ワンパンチ!ツーパンチ!千万!

おめでとうございます、その掛け軸には一千万円の価値があります

48.84 pts [65.59](92.05%) Rate:20.78Up!!

現在のレート:1720.64(回復してホッと一息。けど、まだまだ危険区域)


前回大スベリしたのがショック療法になったのだろうか。
良い具合に力が抜け、結果にも繋がった。

ネタ自体は馬鹿馬鹿しいのだけれど、勢いはあるかな、と思う。
リズムがあれば、読み手には「長さ」を感じさせないことができる。
それがうまく機能してくれたのかもしれない。

正直、この順位はできすぎだ。
「どっちに転ぶかな」という心境だったので、多少驚いた。
鑑定団ネタはポピュラーなので、ベタ扱いされる恐れがあったからだ。

「十万」「百万」と「ワンパンチ「ツーパンチ」がうまく嵌まってくれた。
「こう言われたら納得するしかない」もうまく活かすことができたと思う。

そう考えると、馬鹿馬鹿しいネタでありながら、
きっちりとお題のツボを押さえた、良いネタかもしれない。
あまり自我自賛はしたくないが、投稿時の自己評価が低かったのだろう。

しかし、自分のネタの良さに後になって気が付くのは、
予想外に良い順位になる喜びはあるが、状態自体は悪いと言える。
つまりは、「面白い」を理解できていないわけだ。

客観性が足りないな、と再認識。
結果が出た後の自分を、結果が出る前に登場させたい。

他人の眼ではなく、未来の自分の眼。
空間軸的客観性から時間軸的客観性へ。

さて、どうやって頭を使えばこれが可能になるだろうか。
とりあえず、明日の自分に胸を張れる今日の自分でありたい。

2011年1月26日水曜日

第1482回

第 1482 回のお題 (出題:レイン)
「今のところ巻き戻して!」
何があった?


[159位]ジャスティス智彦

いま映ってた暇そうな奴にこのビデオ見る仕事かわってほしい


27.87 pts [38.50](10.23%) Rate:29Down...

現在のレート:1699.86(激減。まさかの1700未満。冗談だろ?)


久々に大喜利で血の気が引いた。
ちょっとだけ死にたくなった。

あとで追記。

-------------------

それでは追記を。
少し時間を置いたので、だいぶ気分は落ち着いた。
やっとこさ、ちょっとだけ死にたくなくなった(変な日本語だ)。

結果を見返す。はぁ、と溜息。
��「ハート溜息」ではない)

最悪だ。本当に最悪だ。頭を抱える程最悪だ。
日常生活含め、ここ最近で一番の悪い出来事だ。

実はこの回のネタは、前回(第1481回)と同様のアプローチを取った。
「中心ではなく、周辺を攻める」といった感じだろうか。

「ビデオに何が映っていたのか?」ということにではなく、
「内容以外の要素でビデオを戻した理由」のほうに重点を置いた。
「暇そうな奴」という「ビデオの内容」はオマケのようなものだ。

正直、「まあ無難かな」という感触だった。
レートが下がっても少し、上がっても少し、ぐらいの。
無理をせず、落ち着くためのネタを書いたはずだった。

が、しかし。

盛大に、スベッた。
豪快に、スベッた。
派手に、スベッた。

受験シーズンの影響で滑りやすくなっているのかもしれないが、
それにしてもちょっとこれはあまりにも……嗚呼、うぅ、酷い。
落ち着くはずが、着くところなく落ちていってしまった。

これほど悪い順位になった理由も判然としない。
着くところがなかったのは、ツキがなかったからだろうか。
何かの悪い巡り合わせで、こうなってしまったのだろうか。

この回のことは忘れよう、と言いたいところだがそうもいかない。
レートが1700を切った衝撃は、あまりにも大きかった。

普段僕は、採点期間が終わり結果が出ているのを知った時、
当該回で自分が何位だったのかを真っ先には見にいかない。
まず確認するのは、「レートがどう増減しているか」だ。

この「まずレートを見る」際の方法にも、少し拘りがある。
自分なりの「見方」があり、それは概ね、以下のような方法だ。

トップページから画面左上の「自分の名前」をクリックし、
プロフィールページを開き、現在のレートが確認できる状態にする。

このとき、最初は手で自分の両目を覆っている。
ちょっとずつ手をずらし、左側からレートの数字を確認していく。
徐々に徐々に右方向に視界を広げていくわけだ。

すると必然、千の位から順にレートの数字が見えてくる。
そして百の位、十の位、一の位、と順々に見ていく。
これがなかなかドキドキできるので、気に入っている。

「子供みたい」「バカじゃないか」と思うかもしれないが、
こういうことが人生の楽しみ方じゃないかな、と僕は考えている。

それはさておき、そんな方法で毎回レートをチェックしているわけだ。
それゆえ、この回については、以下のような感じになった。

千の位は――1か。まあ、そりゃそうだろうな。
百の位は――6か。まあ百の位もそうそう変わら――6!?

��ってなんだよ。
あの、7の1つの下にある数字の6のこと?

レート1728ぐらいなかったっけ、そう、それぐらいだったよ。
「稲庭(いなにわ)うどん」って語呂合わせ考えてたから確かだ。

��600台!?
まじか。おお、まじか。

まじかロプロス。
水爆にやられてしまったのか。

まじかヨミ。
まだ生きていたのか。


ふとddh氏のネタを思い出した。

第 1424 回のお題 (出題:はぐはぐ)
長すぎる滞在期間の友達に遠まわしに帰れという方法


[12位]ddh

「なんで帰んねえのまじかお前!」 このまじかはマジカルに最も近いまじか


こういうネタを書くことが、今の僕には必要だな、と思う。
他人の記憶に残るネタ。僕の表現では「刺さるネタ」だ。

ここから再スタートだ。
次もスベるようなことがあれば武者修行モードに入る。
「野武士」は格好良いけれど「野武者」は「ヤムチャ」っぽくてなんか嫌だ。

もうわけわからん。
頭が痛い。

第1481回

第 1481 回のお題 (出題:風の迷路)
「信じてください!」って言われてるのに無視する理由

[43位]ジャスティス智彦

事前に連絡もしないで急にテレパシー送ってくるのは失礼

39.32 pts [54.54](70.63%) Rate:6.36Up!!

現在のレート:1728.86(細々と増。くるのか上昇気流)


あとで追記。

-------------------

やっとこさ追記開始。
少々「あとで」の許容範囲をオーバしてしまったかもしれない。

さて、これを書いている時点で、次の回(第1482回)の結果も出ている。
それを考えると、「ここから上昇気流に乗る」だの「徐々に回復」だのは、
なんとも滑稽であるためさすがに書くことができないかな、という感じだ。

それでも、この回の結果が出て、次の回の結果が出るまでの間、
僕が「よーし」と意気込んでいたのは心情面の描写として間違いない。
その話は次のエントリィで詳述するとしよう。

この回に僕が投稿したネタには、やや逃げの姿勢が見られる。
ずっと低迷状態が続き、どうしていいのか分からなかった所為だろう。

「何について信じてくださいと言っているのか?」という解釈ではなく、
「相手の言うことをその内容以外の要素で無視している理由」と解釈。
結果を見るに、どうもこちらが多数派だったようだ。これはやや意外。

「事前に連絡もしないで」という文言の要不要で少し迷った。
最終的に「要」と判断したわけだが、この判断は「不要」だったと思う。
「急にテレパシーを送ってくるのは失礼」だけのほうが読みやすい。

レートが少し上がったことは満足。だが、これは失敗だった。
「こういう感じのネタで少しレートを上げられた」ということが、
次の回で、いかんともしがたい大惨事を招くことになった。

悔やまれる。

2011年1月22日土曜日

第5幕

幕の内カップ、予選リーグはM組になった。
以下がM組で椅子を争う各チームの構成メンバ。
 
正義は勝つ! 明日がくれた、
好き
海坊主の
かなしい
泣き声が
聞こえるんだ
サムライ
チョップは
パンチ力
(デジタル)
大将 ジャスティス智彦 タクス ばらけつ サムライチョップ
副将 でにろう キルヒホッフ ノビッタ ごまぱん
中堅 ひだまり いかそうめん ミソバコ ガス電池
次鋒 くりこま するめ シピン
先鋒 新人QP 337 ひろちょび ソニックウイングス

とりあえず表だけ記載。
あとで感想を追記。

-------------------

さて、追記を始めようか。

僕は、あまり広く活動していないので、
ネット大喜利界についてはそれほど明るくない。

ゆえに、どのチームが強いであるとか、誰が強いであるとか、
そういった予想をしたり、評を述べたりすることは難しい。
(でも初戦の相手チームに強い人が沢山いる、ということぐらいは分かる)

そういうわけなので、同じグループにいるチームの名前それぞれで、
アナグラムをつくって(アナグラミング)遊んでみようと思う。


●明日がくれた、好き
{アシタガクレタ、スキ}

・あたし、レタスが効く
{アタシ、レタスガキク}

「アタシは無敵じゃない。レタスに弱いんだよ」という告白。
もしくは「風邪引いたとき、あたしレタスが効くよ」という民間療法伝授。

・足が切れた、タクス
{アシガキレタ、タクス}

初戦の僕の対戦相手(タクス氏)に少々事前攻撃。
切れたといっても、切断ではなく、ちょっとした切り傷(すぐ治る)。
大将同士なので、見応えのある戦いができれば。


●海坊主のかなしい泣き声が聞こえるんだ
{ウミボウズノカナシイナキゴエガキコエルンダ}

・何だか腰の動き見えない坊主が消える
{ナンダカコシノウゴキミエナイボウズガキエル}

最初は腰が見えなくて、結局全部見えなくなる。
でもそれほど驚かない。「なんか消えてんなー」ぐらいの軽さ。
「坊主」をそのまま使うという芸の無さ。

・雨季の以後帰る波来ず希望が萎え死んだ
{ウキノイゴカエルナミコズキボウガナエシンダ}

雨季に調子にのって遠くまでサーフィンで旅立った。
しかし雨季が終わり帰りの波が来てくれない。
そしていつしか希望がなくなり、失意のまま死んでいった。
そんな悲しいストーリィ。愚かなサーファーはいつの時代にもいる。


●サムライチョップはパンチ力(デジタル)
{サムライチョップハパンチリョク(デジタル)}

・サップは磁力でちょい弛む(パンチラ)
‘サップハジリョクデチョイタルム(パンチラ)}

ボブサップの肉体が磁力によって少しだけたるんだ。
ついでに、パンチラをしていた。磁力によるパンチラ。

・皿はルパン達より無口で良い(zip)
{サラハルパンタチヨリムクチデヨイ(ジップ)}

ルパン達は五月蠅いけど、皿は静かで良いよね。物だから。
そんな小料理屋店主の何気ない日常を描いた動画ファイル。
なぜか圧縮されているけれど、元々そんなに重たくはない。
「ョ」を「ヨ」として使うという貧弱っぷり。


「海坊主」チームの名前は長いわりにアナグラミングしやすかった。
「サムライチョップ」チームは難しかった。使いにくい文字が多い。
「明日がくれた」チームはやりやすいけどパターンが固定されがち。

なかなか楽しかった。
なんとか意味のある文になったかな、と満足。

実際の対戦でも、こんな感じで楽しく遊べたら嬉しい。
さ、アナグラムも良いけれど、ぼちぼちネタを考え始めようか。

2011年1月21日金曜日

第4幕

チーム「正義は勝つ!」メンバの皆様へ

標題の通り、幕の内カップに向けて、
相談用の掲示板を設置しました。

URL:http://justomo.bbs.fc2.com/
(ブログ右側の「リンク」欄にも貼ってあります)

アクセスするには、パスワードを入れる必要があります。

したがって、このエントリィを見ましたら、
僕がパスワードを伝えられる連絡先を教えて欲しく思います。
(くりこまさんには既にメールでお伝えしました)

手段としては、以下が挙げられます。

・僕のメールアドレスにメールを送信
・このブログのコメント欄に「管理者のみ閲覧」で書き込み

なりすましメールやなりすまし書き込みの心配はないと思いますが、
可能ならば、何かしらの方法で本人であることを証明してほしく思います。

【証明方法例】
ネタボケの個人プロフィールページのコメント欄に、
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2011年1月20日木曜日

第1480回

第 1480 回のお題 (出題:佐藤ガンバ郎とあなた)
「ははーん、俺長くないな。」 周囲で何があった?

[58位]ジャスティス智彦

一番弟子の一番ダシが一番ですって言われたので店はアイツにやる


37.39 pts [51.30](60.69%) Rate:0.68Up!!

現在のレート:1722.50(極微増。転落中に崖にしがみついた感じ)


見て分かる通り、特定のフレーズを使いたかっただけのネタ。
「一番弟子の一番ダシが一番です」というフレーズを。

何故これを使いたかったのか、という問いに対しては、
「なんとなく思いついたから」としか答えようがない。

深い考えも意思もなく、「駄洒落好き」という一言に尽きるだろう。
リズミカルなフレーズは、思いついた時に気持ちが良い。

お題の解釈をどうするか、という点で少々迷った。
単純に考えれば「長くない」は「余命」や「人生」の話だろう。
ただ、やや一般性に欠けるものの、次のような解釈も当然に可能だ。

1.「政権が長くない」など、特定の組織体や地位に対する評価
2.「足が長くない」など、特定の部位や場所に対する評価

「1.」は「余命」や「人生」と質が似たタイプ。
つまりは時間的な長さ。動詞は「計る」が対応。

「2.」は「余命」や「人生」と質が異なるタイプ。
つまりは空間的な長さ。動詞は「測る」が対応。

※時空間の何かしらを「はかる」のが「計測」
※(とても綺麗な二字熟語だ)

僕のネタは、「1.」に属する。
「店長という地位(立場)が長くない」という意味。
お客さんに「師匠より弟子の味が良くなった」と言われたわけだ。

反省点としては「ははーん」をうまく使えなかった、ということが挙げられる。
直接的ではなく、間接的に「長くないこと」を察するようにすべきだった。
周囲を観察した際の状況のようなものを、ネタに描くべきだった。

駄洒落を使いたいが為に色々と無視するのは、美しくない。
すべてがぴったりと嵌まった形でこそ、駄洒落は活きるのだと信じたい。

第1479回採点感想

第 1479 回のお題 (出題:レイン)
もう頂上はすぐそこなのに下山を始めた理由


例によって、10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
未投稿になってしまったのでせめて採点はした、ということもある。

オーソドックスなお題だと思う。
そのまま「理由系」といったところか。
「~理由」「~のはなぜ?」という末尾になる形式。

さて、皆々はこれをどうネタ化したのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(1.7):約10%
2点(2.7):約30%
3点(3.9):約50%
4点(5.2):約10%
5点(6.6):僅少
6点(8.2):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

意識的に、3点を多めに付けた。
バランスが悪くないと思うが、高得点はやはり少なめ。

ただ、僕が高い点を付けたネタが、上位に集まっていた。
今回は、ツボズレがあまりなかった、と解釈して良いだろう。
お題がオーソドックスだった所為だろうか。

かぶりが多かった。
これも、お題の所為かもしれない。

自分が悪い順位を取ったときは、お題の所為にはしたくない。
他人の所為でも、社会の所為でも、価値観の所為にもしたくない。

今回未投稿だったのは、僕の所為だけではないと少し思うけれど。

第1479回

第 1479 回のお題 (出題:レイン)
もう頂上はすぐそこなのに下山を始めた理由


[--位]ジャスティス智彦

-------------------


--.-- pts [--.--](--.--%) Rate:--.--!!
現在のレート:1721.82(変化せず)


しばらく、ネタボケのサイト自体が投稿できない状態になっていた。
「あらら」と思って待機していたのだが、気が付いたら投稿期間終了。

そんなわけで、未投稿になってしまった。
こんな形で連続投稿がストップするのは残念。

せっかくなので、採点をした。
それについてはまた別のエントリィに。

2011年1月17日月曜日

第1478回

第 1478 回のお題 (出題:愛染 翔子)
私は父親のこの一言でアイドル目指すの諦めました


[67位]ジャスティス智彦

おみゃあは旅人の背中で石になるしか能の無い娘だがや

35.09 pts [48.48](45.90%) Rate:9.26Down...

現在のレート:1721.82(どこまで下がるのか。正直、結構きつい)


迷走、としか言いようがない。
暗闇の中を、アテもなく彷徨っている。

ここのところ、ずっと悪い状態が続いている。
5回連続でレートはマイナスになり、計50以上の下降を記録。
ここ4回にいたっては、半分より高い順位をとっていない。

なんとかしようとネタに方言を取り入れるも流れは変わらず。
名古屋弁が悪かったのか方言自体が悪かったのかも判然とせず。
余計な要素の所為で「旅人の背中で石になる」の良し悪しも不透明に。

苦しい。
正直、かなり困窮している。

復活の鍵を探しているのだが、見つからない。
どこにそれがあるのかも、全く検討がつかない。

ふと、幼い頃に読んでいた『かいけつゾロリ』のシリーズを思い出した。
元ネタは「怪傑ゾロ」であり、"良い悪党"の活躍を描いた児童書だ。

11作目が『かいけつゾロリのなぞのうちゅうじん』という作品なのだが、
その冒頭で、ゾロリのお供・イシシが宇宙人に攫われる場面がある。
(ゾロリのお供は、イシシとノシシというイノシシの双子兄弟)

ゾロリは、イシシを助けにいこうとするときに、
広大な宇宙の中からイシシを攫った宇宙人の星を探し出す難しさを、
次のように表現する。

「砂場でアリのコンタクトレンズを探すよりも難しい」

天才的な比喩だな、と今になってみても思う。
だからこそ、これ
ほど記憶に残っているのだろう。

さて、ゾロリは無事に、イシシのいる星を見つけることに成功する。
短時間で宇宙船をつくる能力があり、偶然を味方にする天運があり、
見知らぬ場所に迷わず進む勇気があり、仲間に対する思いやりがある。

僕には、あるのだろうか?

面白い回答を創り出す能力が。
流れを味方につける天運が。
斬新なネタを恐れずに繰り出す勇気が。
ネット大喜利界全体の繁栄を考えられる思いやりが。

その答えが見つかるのは、いつのことだろうか。

2011年1月13日木曜日

第1477回

第 1477 回のお題 (出題:雅)
凄く違和感を感じてしまった駅の風景


[87位]ジャスティス智彦

地下鉄なのに駅員の大半が日焼けしてる

34.79 pts [47.81](44.16%) Rate:9.77Down...

現在のレート:1731.09(下げ止まらない。やや危機感)


普通にさらっとネタを書いた。
普通に真ん中より少し低い順位をとった。

最近、もう、全然、なんか、駄目駄目だ。
前回の大スベリで切り替えなきゃと思ったのに。
自分では、切り替えられたと思っていたのに。

こんな感じかなって書いたネタが、駄目だった。
適当につくった料理が不味かった、みたいな感覚だ。

もう、今回はこれでいい。
特に書くことが思い付かない。

ネタの方向性を変えてみようかな。
レートはひとまず忘れよう。

下がったら、また上げればいい。
どうやって上げるのか、今は忘れてしまっているけれど。

御祭記その4

「出身サイト対抗大喜利フェス2010」について、近況を書こう。

まずは、結果を。
あっさりと、決勝トーナメントの1回戦で、負けてしまった。

とても、格好の悪い負け方だったと思う。
格好付けた感じの長文を書いて、負けたのだから。

文字数は1,522文字。行数は89行。
自分のネタの中では、過去最長のものだ。

けれど、負けた。
12文字のネタに、負けた。

「悔いはない」と書いたら、正確な心情描写にはならない。
「やっぱりあのネタじゃ駄目かなぁ」と、ここ数日で何度も思った。

全然面白くないんじゃないか。
一切ボケていないんじゃないか。
無駄な描写が多すぎるんじゃないか。

逃げなんじゃないか。
採点者の皆様に迷惑なんじゃないか。
タイマンで長文は反則なんじゃないか。

本当に色々なことを考えた。
悩みに悩んで、それでも結局、あのネタを信じた。

どうしてもこれで勝負したい、と思った。
ここでこれを投稿しないことが、一番後悔することだ、と。

負けたのは悔しい。そして悲しい。
でも、今の自分の位置が、此処ということなのだろう。
まだいけそうな感覚はあったけれど、満足感も少しはある。

今回は、これでお仕舞い。
僕は、まだまだ力不足だ。
そして、まだまだ成長することができる。

うん。やっぱり大喜利は、果てしなく面白い。


さて、せっかくなので、没ネタを以下に載せておこう。


お題:シンバルはこんな場面で鳴らせ!

シンバルをかぶった地蔵の頭を叩き鳴らし、傘じゃないことを教える

シンバルを「形」という視点で見る→傘という簡単な思考。
さすがにこれでは無理。

はいモーツァルトです。只今、電話に出ることができません。
ジャーンという音のあとに、メッセージか第二楽章の演奏を入れてください。


それっぽいネタに仕上げたつもりが、全然ダメ。
��分も経ったらゴミにしか見えなくなった。

ハイジ「おじいさん、さっき遠くまで聞こえてきたのは口笛?」
おじいさん「はっはっは。違う違う、ペーターをシンバルで叩いた音だよ」


長文ネタのエッセンスが見て取れる。
暴力的なネタは嫌いではない。パロディも。
けれどこれはつまらない。

お母さんが過って飲み込んだシンバルで生命の鼓動を奏でる胎児

最初に投稿しようとしていたネタ。
わりとぎりぎりまで候補に残っていた。
今見ても、悪くはないかな、と思う。

よし、俺はシンバルで威嚇するから、お前は背後からシンバルで敵を捕獲してくれ。君はシンバルで本国に連絡してシンバルの補給を頼んでくれないか。それじゃあ合図と同時に行くぞ……イチ、ニ、サン、シンバル!

なぜかお気に入りのネタ。
長文を書かなかったら、これを投稿していたと思う。
ちょっと装飾過多な感じがするが、バカっぽいのは悪くない。

さて、まだ以下に没ネタ紹介は続く。
ただ、ここからはすべてドラゴンボールパロディだ。
なぜか幾つか書き留めてあった。

セル「どうした? 鳴らせよ、ベジータ」

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クリリン「交響曲第5番『気円斬』、とうっ!」

ナッパ「ふっ、くだらん曲だ」

ベジータ「ナッパ! シンバルを鳴らせーっ!!」

ナッパ「!?」 (ザンッ)

ベジータ「バカめ。どういう楽譜か見切れんのか」

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悟空「おめぇつえーなぁ。オラ、シンバルを鳴らしたくなっぞ」

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天津飯! もう気功砲をうつのはやめろー!
代わりにシンバルを鳴らせー!!

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ピッコロ「奴には攻撃に移るわずかな一瞬にスキがある。そのときにシンバルを鳴らすぞ」


このうちのどれかでも勝負できたかもしれない。
パロディはネタボケで痛い目しかみていないので、怖いけれど。