2014年4月19日土曜日

仮面ライダー電王・視聴記録25話 『クライマックスWジャンプ』

第25話。

良太郎くんがユウトに誘拐される。
しかしユウトは「俺じゃない」と否定する。


この回から、第28話までは、どうも、個別ストーリーをこなしながら、全体ストーリーを進めつつ、さらに、特別な要素を盛り込んで構成されていた。特別な要素とは、仮面ライダー電王の映画である。

放送当時、第25~28話あたりは、ちょうど夏休みのシーズンで、それを狙ってテレビ放送でも映画の要素を小出しにして扇動したのだろう。子供達が我先にと映画館に駆け込みたくなるように、話がつくられていた。

その特別な要素については後述するとして、今回の個別ストーリーは、病気の妹を見舞う兄がイマジンに取り憑かれ、契約者となる話だった。悪い人間がイマジンに取り憑かれよりは良い人間が取り憑かれたほうが犯罪性が低い暴れ方をするようにも思えるが、イマジンは契約者の望みを都合の良いように解釈するので、どちらにしろ暴れまわる。

上記の状況で、良太郎くんとユウトは協力して問題解決に当たることにする。良太郎くんはイマジンの対処で、ユウトは契約者周りのフォロー。ユウトは変身できる回数に制限があるので、イマジン側を良太郎くんが担当するのは合理的だ。

だが、イマジンを倒すべく向かった良太郎くんはいなくなってしまい、結局ユウトが仮面ライダーゼロノスに変身し、敵と戦わなければいけなくなる。当然、ユウトは怒る。残り少ない変身カードを消費してしまったこともそうだが、何よりも、良太郎くんが約束を破ってどこかへ無責任にどこか行ってしまったことに納得いかない様子。

さて、なぜ良太郎くんは消えてしまったのか......という点が、劇場公開される映画とのつながりである。実は良太郎くんは、突如現れた「別の時間軸のユウト(仮にアナザーユウトと呼ぶ)」に拉致され、どこかへ連れ去れられてしまっていた。アナザーユウトは「クライマックスに手が足りないんだ」などとモモタロスみたいなわけのわからないことを言い、ゼロライナーに無理矢理良太郎くんを乗せて、連れ去っていった。

なので、ユウトから、「約束破ってどこへ行ってたんだよこのやろー。カード無駄に消費しちゃったじゃねーかよ馬鹿やろー」的な文句を言われても、良太郎くんにしてみれば「キミが拉致したんじゃないか。何言ってるんだよー」という話になる。

わちゃわちゃしたこの状況は、どう収束するのか。
イマジンに取り憑かれた兄と、病床に伏す妹はどうなるのか。
クライマックスに手が足りないとはどういう意味なのか。

次回を待て!

0 件のコメント:

コメントを投稿