第24話。
前回登場したイマジン・ジークが、電王に憑依する。
そのまま仲間になるのかな......とはタイトルからして思えない。
第23話の最後に出頭した良太郎くんは、そのまま懲役15年の刑となり、牢屋にぶちこまれて時間が止まってしまいます。嘘です。なりません。取り調べの最中にモモタロス、ウラタロス、キンタロスが次々と憑依して、刑事の方々を困惑させます。ウラタロスは普通にアリバイみたいなものを説明して無実を証明してた。
当然の流れではあるけれど、赤ん坊を誘拐しようとした(リュウタロスがさらに誘拐して失敗)犯人であり、そして、悪いイマジンと契約し、今度は母親のほうを誘拐しようとしている犯人でもある悪党を捕まえようと、話は展開していく。
しかし、ジークの体は徐々に消滅しようとしていた。というのも、イマジンにとってのエネルギーは「契約相手の過去の記憶」であり、ジークは赤ん坊と一緒に産まれ出たことで契約相手が赤ん坊になっているため、「過去の記憶」というエネルギーがほとんどない理屈になる。日々書き換えられてしまうような、少ない記憶しか存在せず、それはつまり、イマジンとしての存在が弱々しいことを示している。
そんな中、力を振り絞るようにジークは仮面ライダー電王に憑依し、ウイング・フォームとなる。片側の手に小さな手斧、もう片側の手に小さなガンブレードを持ったスタイル。一瞬の輝きを見せた後にガス欠になり、結局はロッドフォームとアックスフォームで敵のイマジンを倒す。
役目を終え満足したような表情で消え去りそうなジーク。もちろん、良太郎くんは放っておかない。ジークを過去に連れ戻すことで、母親との契約者関係を復活させるような形で、ジークのエネルギーを復活させた。現代では活動できないので、良太郎くんの新たなパートナーになるわけにはいかなかったけれど、時を超えた、確かな仲間意識みたいなものは芽生えたように思う。
高貴な振る舞いで別れを告げたジークは、羽が舞う空へと飛んでいった。憎めないキャラではあるし、ウイングフォームの活躍場面も、もっと見たい。また登場する予感たっぷり。
次回を待て!
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