2014年4月20日日曜日

Twitterでのキャラ化について-ブラック・ジャック編-

鬼太郎編からの続き。

薬によって体がどんどん溶けていく状態になってしまったムーミン谷の面々。鬼太郎が諸悪の根源である吸血鬼エリートを退治し、治療方法を聞き出すところまで話を進めた。次の展開は、実際に治療を行うキャラクターへ移行であり、つまりは、例の闇医者の出番である。

描いたアイコン

ブラック・ジャック先生。
実はあまり漫画を読んだこともアニメを見たこともないけれど、素晴らしく腕の良い医者で、治療相手によっては大金を取る、という基本的な情報は知っていたので、それで十分だった。

自分で言うのもなんだけれど、このアイコンはなかなか完成度が高いと思う。スナフキン、鬼太郎、ブラック・ジャックというキャラ化に挑戦することで失ったものも多いけれど、アイコンデザインの腕前に関しては上達したのではなかろうか。

それはさておき、ブラック・ジャックを登場させた狙いとして、ムーミン谷の皆を治療する以外に、「キャラ化の迷走」という難病を抱えた僕自身の治療、というものがあった。

「おいキミ、完全にユーモアが死滅しているじゃないか。治療するには8兆円が必要だ。」
「傷の浅い段階で対処しておけばよいものを、むやみに長引かせるから継ぎ接ぎの穴だらけになり、ユーモアがすっからかんになるのだ」
「面白くないことが病気なのではない。「これは面白いのか?」「誰かを楽しませることができているのか?」と自問をせずに、面白くないことを続けてしまうことが深刻な病気なのだ。」

こうした一連のカウンセリング・ツイートをブラック・ジャック先生にしてもらうことで、着地点に向かおうとしたわけである。これは、事態の収束のさせ方としては、なかなか上手くいった気がする。無論、ここに至るまでの諸々が酷すぎたので、焼け石に水ではあるけれど。

こうして、闇医者に治療をしてもらい、仮面ライダー電王第19話の「ゼロのスタート」というタイトルを絡めて、キャラ化を終えてまたゼロから頑張ろう、という終着駅兼始発駅に落ち着かせた。途中の凄惨たる状態を考えれば、少しはまとまったと言えるかもしれない。

キャラ化は難しい。めえさんや虎猫さんとやらせていただいたラジオでも喋ったけれど、入り口は簡単だけど、出口がものすごく難しい。キャラ化して初めの頃は、幾つかそれらしいネタで盛り上げることができるけれど、そのキャラからどう元に戻るのか、あるいは、どう次の展開へ持っていくのか、という点に非常に悩まされた。

つまりは計画性の問題で、最初にある程度、全体の流れを決めておく必要があるということだ。例えば全12話のワンクールドラマやアニメの脚本を考えるように構成をし、行き当たりばったりにならないよう気をつけなければならない。そして、スピーディに、コンスタントに物語を進めていく必要がある。つまり、ツイートをテンポよく、かつ、量的にうざくない程度に発信しなければならない。

苦しんだことも多かったけれど、勉強になったことも多かった。ツイッターがいつまで有効なツールとして多くの人に使われるかは分からないけれど、もし機会があれば、キャラ化についてはもう一度挑戦してみたいと思う。

最後まで付き合っていただいたフォロワーの皆さま、途中でフォローを外して警告してくださった何人かの方々(その中には、直木賞作家である桜庭一樹さんもいました。そもそも何故フォローされていたのかは分かりません)、どうもありがとうございました。

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