【戦場】2A-Bブロック、投稿数36、投票数65
【順位】ネタ1:12位、ネタ2:22位
【結果】2Aに残留(18人中10位)
いくらネット大喜利を好いていても、惰性の時期はある。
ネタを考える意欲が湧かず、投稿する気力が満ちてこない。
それでも未投稿はしたくないし、もちろん降格は避けたい。
この回の僕は、そんな心理状態でぼけおめを彷徨っていた。
【お題】
私、____は____を卒業します。
文章穴埋めお題で、穴が複数個所あるパターン。
素直に捉えれば、主語と目的語を埋めることになる。
「私」はどういう存在なのか、そして「何」を卒業するのか。
冒頭の「私」に、溜めとしての意味以上の意味を与えるやり方もある。
最初の穴埋めを「私」の言い換えにせず、文章を作り込む形だ。
中間の「は」の使い方がポイントになるが、これはなかなか難しい。
無理に素直な形を否定すると、文章として不自然になり読み辛くなる。
元ネタは「私、前田敦子は、AKB48を卒業します」である。
それのパロディという側面もあるため、やはり素直な形での勝負になるか。
いやだからこそ、中間の「は」を変則的に使い技巧を見せるか。
お題としてはそういった性質だが、投稿時の僕にそんな考えはなかった。
ただ単に、ボーっとした状態で、何となく穴埋めをしただけである。
【ネタ1】
私、幸せで表情が豊かになったピエロはサーカス団を卒業します。
計39点:4点0人、3点5人、2点12人
何も考える気力が湧かないときは、安易な単語に走りやすい。
「表情」「ピエロ」「サーカス」などが、まさしくそれだ。
無論、よく考えた末にこれらの単語を扱うということもある。
しかし今回の僕にそういった狙いは微塵もなく、空虚な選択だ。
非常にインスタントなネタで、それらしく見えるが当然面白くはない。
点が入らないわけでもないが、かといって昇格できるわけでもない。
信念や向上心が無い、ただ長く続いているだけの老舗のようなものだ。
空っぽの味をつくり続け、適当な満足感を受け手に与え、生き延びる。
省エネな生き方の極みである。
果たしてそれが生きていると言えるかは、分からない。
【ネタ2】
私、冷凍マンモスは博物館の台座を卒業します。
計26点:4点0人、3点4人、2点7人
ここでの「マンモス」という単語も、惰性な選択である。
それが冷凍されていようがいまいが、込められた信念はない。
ただ、ネタ1に比べると、若干こちらのほうが色気づいている。
何も考えたくない状態だったわりに、若干ながら思考の片鱗が垣間見える。
小さな台座に押し留められていたマンモスが、いま再びの大平原に。
大いなる隔絶を越えて、凍っていた身体と時間が動き始めるイメージ。
気力がない中でそんな物語を練り込み、そして低位に沈むという結末。
さて、前述の通り今回はまったく気力が湧いてこなかった。
ネタを考えるのも投稿するのも面倒で、休んでいたかった。
それでも未投稿も降格も嫌だったので、投げやりにネタをつくった。
そういうとき、実のところ、妙な期待感のようなものも抱いている。
「案外こういうとき、良い点取れるんだよな」といった類の根拠のないものだ。
適当に考えたネタのほうがウケて、すんなり昇格できることもあるし。
ぼけおめって、そういうところある気がするし、今回もそんな感じかも。
そんな感じではなかった。
ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。
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