2014年3月6日木曜日

Twitterでのキャラ化について-スナフキン編・後半-

前半からの続き。

スナフキン状態のときに、もうひとつ試してみたことがある。それは、連載小説のような試みで、短いツイートを繋げてひとつの物語をつくっていく、というものだ。そうしたやり方自体は前例がいくつもあるだろうけど、これをキャラ化と組み合わせることで、どうにか面白くならないかな、と考えたわけである。

結果として、ぐだぐだになってしまった。この取り組みを、内容はともあれ形式的にでも成功させるには、「これまでのツイートを踏まえた状態で新しいツイートが読まれる」ことが不可欠だ。いちいち前のツイートから読み直してくれる人もそうそういないと思うし、そうした読み方を強制してしまうことは書き手側の不親切さでありミスである。

したがって、スパンを短く、コンスタントにツイートをし、一気に勢いよく物語を最初から最後まで連続させていく必要があるわけだが、僕は途中で何日か放置したり、関係ない要素を挟んだりと、とにかく要領が悪すぎた。内容以前の問題で、何の救いもありはしなかった。

一応、物語としての面を振り返ると、ムーミン谷のみんなが凍っちゃった、という話で、凍っていたのはモランの仕業だけど、それは「溶けてしまうのを防ぐ為」だった。それではなぜ溶けたのか、という点は次のキャラアカウントである「ゲゲゲの鬼太郎」に引っ張る形にしたけれど、当初はそんな予定はなかった。

最初の計画では、ムーミン谷の皆が溶けたのは、「ムーミンダニ」という新種のダニの所為であり、最終的にはムーミントロールも溶かされてしまい「ムーミンとろ~り」というダジャレで終わる予定だった。嘘でもあとからつくった話でもなく、本当にそういう予定だった。

しかし、変に長引かせたことでそんな最悪な落とし方をやるには勢いが不足してしまい、構成を練り直した。皆が溶けたのは、そうした薬を使う吸血鬼エリートという妖怪の仕業ということにし、ゲゲゲの鬼太郎というキャラに展開させたわけである。溶解から妖怪への連携で、結局は駄洒落である。

次の記事へ続く。

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