第 1399 回のお題 (出題:オレカエル)
ビルの屋上から落ちたけど私はコレで助かりました
申し訳ないが「面白い」と感じたネタはなかった。
前回採点時(第1387回)もそうだったが、
なかなか「これは!」というネタに出逢えない。
ざっと採点したところ、MAXが4点だった。
分布は概ね以下の通り。
1点:約5%
2点:約75%
3点:約20%
4点:僅少
そんなわけで、調整作業。
±1~2点の範囲で、分布を広げていった。
採点をしていて印象的だったのが、
やたらと抽象的なネタが目についたことだ。
以下に、一例を挙げる。
・曖昧な僕だから
・発想の転換
・父親譲りのポジティブさ
こういった系統のネタは、お題に因らず観察される。
「スカシ」などと呼ばれるものとほぼ同一だろう。
��以下では仮に、「スカシ系」と呼ぶことにする)
お題が難しいときは、スカシ系のネタが増加するように思える。
お題が難しいとはつまり、制約が厳しいということ。
制約が厳しいとはつまり、要求される具体性の水準が高いということ。
そうした場合、「逆」をとって抽象的な攻め方に遷移するのかもしれない。
そして、仕様がないことだと理解しているのだが、
採点者によっては、スカシ系に高得点を付ける人もいる。
これは僕の邪推ではあるが、そうした採点者は、
ネット大喜利(あるいはそれに準ずること)を始めてから、
それほど時間が経っていないのではないだろうか。
なぜかというと、スカシ系は飽きるからだ。
抽象度の高さは、どのようなお題にも対応できることを意味する。
そしてそれは、「同じようなネタ」が繰り返されることを意味する。
��正確に言えば、スカシ系と判断されるネタであっても幾つかに分類することができ、お題の種類によってネタとして機能するものが決まってくる)
僕自身も、スカシ系を使うことはある。
採点中、スカシ系のネタに高得点をつけることもある。
したがって、「スカシ系反対!」という標語を掲げるつもりは毛頭ない。
ただ、「気をつけよう」と思う次第である。
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